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デジスコ導入記−その3 2003/08/24

《モバスコも》

 デジスコを4月半ばに買って4ヶ月が経った。この間、一応色々な鳥は撮った。数えてみると、29種類である。これは多いのか少ないのか、何とも言えないが、フォトBBS等に投稿している野鳥ファンのホームページと比較すると、格段に少なく、自分自身も不満である。デジスコを始めた時期が野鳥の豊富な冬鳥の時期の終わりであったことと、今夏は天気が悪かったことも災いしているが、見かけたけど撮れなかった。鳴いていたけど見つからなかった。などが満足できないところでもある。もう一つは、夏場は野鳥の水場でまる1日もじっと待てば10種類くらいは入れ替わり立ち代りやってくるようであるが、これが私の性格に合わないところであり、30分待って1羽も来なければ、「やーめた他を探そう」ということになってしまうのである。ところが、歩きながら野鳥を探した場合、居るには居るが、「あ!居た」ということで、デジスコをセットしてさあ撮ろうという時にはもう居ない。何とか間に合うことがあっても、相手は忙しい小鳥で、デジスコの照準を合わせて、ピントを合わせた時には隣の枝に移っている。また照準を合わせて・・・と、いつまでたってもシャッターが押せない。その内「あ!居なくなった」という始末である。

 となると、見付けて1秒以内にシャッターという体制が欲しくなる。この方法には、デジ一眼の超望遠か、モバスコ(モバイルデジスコ=移動型デジスコ)がある。金欠の私に超望遠付デジ一眼なんて買えるはずがない。また重い超望遠レンズを持つ体力もない。そこで、モバスコということになった。この時点でモバスコの一般的なセットとしては、ジオマ52S+三洋MZ3であるが、金欠でもあり、2M画素ではチョット不足というこだわりもあり、取り敢えずデジスコで使っているニコンE4300を共用することにした。このデジカメは起動、レリーズタイムラグ共最悪クラスであるが、しばらく使っている内にもっと良い機種も発売されるであろうという将来への期待もあった。デジスコもモバスコもまだ完成品は販売されていない。スコープと接眼レンズとデジカメの組み合わせを選択し、接続アダプターが販売されてなければ自分で作らなければならないのである。わたしの場合、デジスコとモバスコのデジカメを共用し、ジオマ52Sの接眼レンズにGLH20Wideを選択したため、スコープ側アダプターを自作することにして、ジオマ52Sを購入した次第である。

 さて、一応撮影できる体制になり、練習もなく、早速軽井沢の野鳥の森へ出掛けた。でも野鳥は全く見ることもできず、鳴き声も聞こえない。全然いない。案内人も野鳥でなく、野草の説明をしている。・・で使えず、途中立寄った雲場池でバンやカルガモを手持で撮ってみたが、殆どブレブレであった。その後帰宅してから色々撮影方法を研究、スコープの持ち方、シャッター速度、カメラの設定など。使い方によっては、何とか使えるものが残るかも知れない。またまた練習が必要のようである。使いこなすにはかなりの難関を乗り越えなければならないような気がした。

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