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★★ 木星 月齢17.7の月 ★★
2019年05月22日
木星 今夜は22時過ぎには雲が無くなる予報だったのに、雲量はほぼ100%、仕方なく一旦寝て24時に起きたのですがまだ雲がいっぱい。撤収しようかと思い撤収準備を始めると、木星が雲越しに見えたので、撤収前に雲越しでも撮ってやろうとしたら、雲から出たり隠れたりしていましたが、ようやく雲の薄い領域にきたので、何とか撮れました。シーイングは相変わらず悪い状態です。今回から3倍バローレンズを使うようにしましたが、これが良かったのか悪かったのか判定はできそうにもありません。拡大率は計画通りで、木星導入時にカメラを外して目視で微調整できるのは良くなった点です。今回は大赤班が写りました。大赤班周辺は昨年と比べて大分変わってきているようです。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Meade8"、AstroStreet GSO ED3倍バロー、6000mm、ZWO ASI290MC、FireCapture使用、ROI=800x608、FPS (avg.)=87、Shutter=11.33ms、Gain=401 (66%)、Frames captured=1000、AS3!、RegistaxWavelet、Photoshopで調整

月が土星に近い位置にいたので、木星の機材のまま月面を撮ってみました。木星も月も高度が低いとシーイングが悪くうまく撮れません。



※惑星撮影用に3倍バローレンズを購入しました。今年の惑星撮影はMeade8"+TelePlus2xを使う方針でした。しかし、TelePlus2xはニコンカメラレンズ用のため、300mmF2.8レンズ+ASI294MC-PROで使えるように購入したニコンレンズアダプターが必要になります。ところがこのレンズアダプターには光害地での撮影用のQuadBPフィルターを取り付けています。惑星撮影ではQuadBPフィルター不要のため惑星撮影の都度レンズアダプターから取り外して、カメラもASI290MCに取り替える作業が必要になります。この作業は案外気を遣い面倒なものです。そこで、惑星撮影用として、バローレンズ+ASI290MCをセットしておけば、ディープスカイ撮影・星雲撮影用のカメラレンズアダプター+QuadBPフィルター+ASI294MC-PROのセットとセットごと交換して使えるようになります。
 と、いうことで3倍バローレンズを買おうとしたのですが、バローレンズとしてどれが良いのかさっぱり分かりません。候補として、次の10品を挙げて選択しました。

①Fenteer 3倍 バローレンズ 1830円
②AstroStreet GSO EDレンズ 3倍バローレンズ 31.7mm径 5180円
③国際光機 PHOTON3倍4枚玉バローレンズ 7800円
④セレストロン X-Cel 3Xバローレンズ(31.7mm) 19599円
⑤AstroStreet Tネジ付 3X ショートバローレンズ 31.7mm 5378円
⑥IoSystemsInc Tネジ付 3X ショートバローレンズ 31.7mm径 7175円
⑦Explore Scientific 3X バローレンズ フォーカルエクステンダー 31.7mm径 16522円
⑧1.25インチ フルメタル 3X Ed バローレンズ 20021円
⑨ORION #8707 3x 4枚構成バロー 18144円
⑩ORION #8704 - 1 1/4" 3x バロー 8208円

①は望遠鏡のオマケに付いてくるようなものなので論外
価格は性能の目安にはならない
②と⑧と⑩は同一品と思われます。価格帯が5千~2万円とバラついています。
③も②と同一系統のようです
⑤と⑥は同一品と思われます Tネジが付いているのが特徴
④と⑦と⑨は長さが短かく、それだけレンズ枚数が多いと思われます。価格が2万円弱と高価
①以外は惑星撮影に使えるようです。
全長が長いタイプと短いタイプ(ショートバロー?)で迷いましたが、評価の高いテレビューのバローレンズではロングタイプなので、その方が良いかなという気がしました。またバローレンズの評価記事ではブルーがズレるとのことだったので、それならEDレンズを使ったものが良いのではないかと最終的に②を選んだ次第です。
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