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2.デジカメの利点欠点

 デジカメを使いこなすには、利点・欠点を理解し、利点を活かして欠点をカバーする使い方が良い作品を撮る鍵になるのではないでしょうか。現時点(2010年06月)で考えられる利点・欠点を挙げてみました。しかし、かつて比較対象とした銀塩フィルム式をほぼ全面的に追い越したと言える現在では欠点についてはちょっとした注意点としておく程度でよいでしょう。

【利点】銀塩フィルム式カメラと比較した場合

●枚数を多く撮っても費用が殆どかからない
●枚数を多く撮ってもフィルムのようにかさばらない
●失敗作、不要なものは即削除でき、無駄を無くせる
●大容量メディア使用で交換手間なしで大量に撮れ、シャッターチャンスを逃さない
●撮ったその場でモニターで確認できる
●ISO感度を撮影時に変更できる。機種にもよるが、超高感度撮影もできる。
●ホワイトバランスの調整が可能
●撮影時点で色合い・ホワイトバランスを決められる
●RAWなら、色合い、ホワイトバランスを現像時に自分で自由に設定できる。
●高速連写が可能
●露出を変えたものをほぼ同時に撮れる(デジタルエフェクトブラケット機能)
●カメラが小型軽量で、携帯機材全体を小型軽量にできる
●撮影データがexifデータとして保存されるので、メモ不要
●声でメモを残せる(機種による)
●GPS機能で撮影場所も記録できる(機種による)
●動画も撮れる(機種による)
●パソコンでレタッチが容易にできる
●パソコンがあれば、その日の内に大画面で楽しんだり、大きくプリントできる
●テレビに映して楽しめる
●ホームページ、メールで公開し易い
●コピー・長期間保存でも画質低下がない
●保存スペースを小さくでき、また日付やファイル名で検索できるので探し易い

【欠点】現時点の一般的な欠点であり、最新機種では既に問題にならない項目もある

▲色表現のダイナミックレンジ(ラチチュード)が狭い
▲超広角が難しい (最新機種では超広角が使えるものも発売されるようになった)
▲画質の精細さが劣る (最新機種では1000万画素超が多くなり、銀塩フィルム同等以上になり、大判プリントも可能になった)
▲高感度ではCCD、CMOSの撮像素子ノイズが出易い
▲絞り範囲が狭い (大型撮像素子機では問題ない)
▲レンズ焦点距離が短かいため被写界深度が深く、ボケを活かしにくい(大型撮像素子機では問題ない)
▲レンズ交換式ではCCDへのゴミ付着の可能性があり、一旦付着すると全作品に影響する (最新機種ではクリーニング装置付きも増えた)
▲電池の持ちが悪い(一眼レフタイプでは持ちの良い機種もある)
▲厳冬の低温、水に弱い
▲起動時間がかかる (レンズ交換式などハイレベル機では問題なくなった)
▲シャッタータイムラグがあるので動きの激しい被写体には不向き (タイムラグが殆どない機種もある)
▲連続撮影に制限がある。書込みに時間がかかる。 (ハイレベル機では殆ど問題ない機種もある)
▲価格が高い (最近では充分低価格の機種もある)

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