14.夜景、花火を撮る
夜景は三脚とリモートケーブル(リモコン、セルフタイマーでもOK)があれば、プログラムモードで撮るだけできれいに撮れます。対象によってAF(オートフォーカス)がうまく機能しない場合はMF(マニュアルフォーカス)で∞にしておけばよいでしょう。 |
花火は案外難しい被写体です。注意点を次に挙げました。
1.場所取りでは、絶対風上側を選びましょう。風下になると、煙で見えなかったり、煙で全体が白っぽくなったりしてきれいな花火を表現できません。また、周囲の風景とか水面に映る花火も考慮した場所取りをすると良いでしょう。
2.三脚とリモートケーブル(又はリモコン)は不可欠です。花火の場合はセルフタイマーはタイミングを取れないので使えません。
3.シャッターはバルブにセット、バルブが無ければ3秒程度にセットします。
4.絞りはf4.5〜f5.6程度、重ねて撮る場合は絞りぎみにするとよいでしょう。
5.ISOは100に固定します。AUTOにすると400とか800が自動的に選択されて、ノイズがひどく出てしまいます。
6.WB(ホワイトバランス)は昼光にします。
7.フォーカスもMFで∞にします。
カメラの設定はすべてマニュアルにするということです。
上の写真は場所取りを失敗した例です。煙がかかって台無しです。 |
派手な気前の良い花火大会よりも、ケチな花火大会の方がきれいに撮れます。派手な花火大会では同時に何発もの花火が打ち上げられて、前の花火が消えるまでに次の花火が上がってうまく撮れません。
花火は上がる位置もわからないので、多少広めにセットしておき、後でトリミングすることを考えた方がよいでしょう。
シャッターの開き方は、打ち上がると同時に開き、花火が開き終われば閉じるということで、大体3秒程度です。