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12.昆虫を撮る

 活発に動く昆虫は野鳥と同様ですが、鳥よりもずーと小さいのが多いため、接写が必要ということになります。じっとしていたり、動きが遅い昆虫なら花を接写するのと同様、三脚を使って、昆虫の目にピントを合わせて、必要に応じて絞りをf4とかf4.5に絞ることにより被写界深度を少し深くして撮ります。

 チョウやトンボなど活発な昆虫は花を撮っている時にたまたまそこに飛んできて撮れるということがよくあります。動きの活発な昆虫は絞り優先で、絞り開放すなわちできるだけ高速シャッターを使います。ISOを上げてもノイズの出にくいデジカメなら可能な限りISOを高くしておきましょう。曇や日陰で光量不足なら、ストロボも使ってみましょう。望み通りの構図で撮るのは難しいので、これもとにかく数多く撮っておくことです。連写機能のあるデジカメなら連写を活用しましょう。筆者の例ではチョウを撮るのに1000枚、2000枚単位で撮影しています。尤も、帰宅後の作品の取捨選択に撮影以上の時間がかかってしまいます。

上の写真で、ミツバチやチョウは花にとまっているので、ピントもよく合い、ブレもありません。右のホウジャクはホバリングとはいえ活発に動き回り、フォーカシングの余裕もありません。何とか撮れましたが、日陰のため、200mm,f3.5,1/125の撮影条件でこんな程度です。

左は比較的よく撮れたものです。何十枚も撮りましたが、目にピントが合っているのは一割程度。構図も良いものとなると、1枚あれば良い方です。

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