今日も3日前までは雲が無い予報だったのですが、どんどん予報が悪化しました。夕方は晴れていたので撮影準備をしたのですが、暗くなる頃から薄雲が広がってしまい、薄雲の薄い時に撮影するという状態でした。
鏡筒にNikkor300mmf2.8を使い、ピント合わせの時に絞りを思い切ってf5.6まで絞ってみたところ問題にしていた星の2重構造は無くなり、光条が出たので、今日はこれで行くことにしました。ところが実際に撮影してみると、周辺の星像が悪化しており、2重構造と周辺の悪化とどちらを選ぶか悩ましいところです。
F5.6でのフラットフレームは雲が出た時に撮影しましたが、雲はどんどん移動するので良好なフラットフレームではありません。フラットをかけると効きすぎたのか周辺増光状態になってしまいました。
NGC7822クエスチョンマーク星雲 先日から狙っていたけど撮れなかったものです。今日も撮り始めたら直に庇の樋にかかってしまい駄目でした。この星雲は我が家からは7~8月に撮らないと駄目みたいです。上部暗い所が樋です。
[撮影データ]さいたま市、EQ6R赤道儀、PEC+恒星時追尾、Nikkor300mmF2.8のF5.6、QuadBPフィルター、ASI294MC-PRO_0℃、SharpCap-PRO、Dark適用、180s-2fr、ステライメージ8で処理
M31アンドロメダ銀河 薄雲越し、時々濃い雲での撮影でした。Nikkor300mmF2.8+QBPフィルターでの星像2重構造対策でF5.6に絞って撮影しました。明るい星の星像は小さくなり外側が光条になっています。このサイズでは分かりませんが、等倍拡大すると四隅周辺の星像ははっきり悪化しています。
[撮影データ]さいたま市、EQ6R赤道儀、PEC+恒星時追尾、Nikkor300mmF2.8のF5.6、QuadBPフィルター、ASI294MC-PRO_0℃、SharpCap-PRO、Dark適用、180s-35fr、240s-10fr、300s-13fr、ステライメージ8で処理、Flat適用
M45プレアデス星団 薄雲があるので、ソフトフィルター効果が出ています。これでは明るい星の光条がはっきりわかります。絞り開放とはかなり違ったイメージになりました。
[撮影データ]さいたま市、EQ6R赤道儀、PEC+恒星時追尾、Nikkor300mmF2.8のF5.6、QuadBPフィルター、ASI294MC-PRO_0℃、SharpCap-PRO、Dark適用、300s-15fr、ステライメージ8で処理、Flat適用
月齢26.9 未明に月が出てきたので、Nikkor300mmF2.8で撮影しましたが、かなり濃い雲越しになってしまいました。AS3でうまくコンポジット出来ていません。