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★★ NGC6960網状星雲、IC1805ハート星雲 ★★
2019年07月29日
 ようやく関東甲信越の梅雨明けが発表されました。でも、大気は不安定であちらこちらで雨。我が家付近は雲が多かったですが、22時頃は薄雲状態になったので、Nikkor300F2.8+QBPフィルターで撮影しました。でも冷却CMOSカメラが結霜して駄目でした。

NGC6960網状星雲 昨年10月6日にLPS-D1フィルターで撮影したものと比べて大分劣ります。中央部右寄りは結霜による劣化です。Hαの赤がもっと出て良いはずですが非常に淡い。また明るい恒星が2重になって大きく写ってしまいます。これは反射だとスパイダーの光条になる要素かもしれません。

[撮影データ]SkyWatcherEQ6R赤道儀、Nikkor300mmf2.8、QBPフィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、SharpCap-PRO使用、Capture Area=4144x2822、Gain=300、Exposure=30s…16fr、60s…60fr、総68min、SI8でスタック、Photoshopで調整、トリミングなし
IC1805ハート星雲 星の位置からすればほぼ画面いっぱいにハートが写っているはずですが、全くと言って良いほど写っていません。薄雲がかかり、途中から雲が濃くなって中止しましたが、Hαが主の散光星雲なのでQBPフィルターを使えばもっとはっきり写るはずでした。今回は薄雲があったので駄目でしたということにしておきましょう。

[撮影データ]SkyWatcherEQ6R赤道儀、Nikkor300mmf2.8、QBPフィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、SharpCap-PRO使用、Capture Area=4144x2822、Gain=300、Exposure=30s…38fr、総19min、SI8でスタック、Photoshopで調整、トリミングなし

ASI294MC-PROの結霜対策として、乾燥剤の再生処理を行いました。カメラから乾燥剤を取り出し、電子レンジ200Wで2分間かけた後カメラの元の位置に戻しました。これで結霜しなくなることを祈ります。
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