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★★ ICC434馬頭星雲 ★★
2019年01月30日
赤道儀EQ5GOTOのバックラッシュによるDEC側ガイド不良について、まだまだ対策検討中です。今日は21時過ぎから雲が出る予報のため、それまでオートガイダーテストを兼ねて撮影しました。今日は下方向にDECグラフが移動するような設定で開始しましたが、不良症状が反対向きになっただけで、途中で大きく上にズレてしまいました。そこで、「上にズレるのと下にズレる境界ならどうか」と、ドリフトアライメントを使って、上下の中間辺りになるように調整しました。ドリフトアライメントは上か下か安定するまでにかなり時間がかかってしまうので、何度もやった感覚でこんなものかなというところで撮影に移行、少し上にズレる状態でしたが+4"を超えるまで3分間ほど持ち堪え、そこから瞬間でドーンと下へ落ちるのですが、落ちる量が8"ほどで済みました。そこからまた3~4分間で上方向にズレていき、+4"を超えて下向き修正が連続すると8"ほど落ちるパターンが続きました。これだとガイドズレ量は+7"-7"範囲に収まりました。ここまで調整するのに2時間ほどかかりましたが、18時前から始めて20時に何とか撮れる状態になり空が撮影できる暗さで丁度良かったのかなということでした。(なんと効率が悪いこと)

IC434馬頭星雲 昨年末にもgain400_5分露出で撮りましたが、これをgain300_10分露出の同じ構図で撮影しました。gainを小さくした分ノイズは減りました。でもまだノイジーです。もっときれいにするにはgainを200にして露出を30分位かけるか、枚数を増やすことになります。露出30分は現在のオートガイド状況では不可能なので、枚数稼ぎしかないですね。1日では無理なので、数日かけての撮影になります。上にアンプノイズのようなものが出てしまいました。いつものアンプノイズはもっと左であって、それはDark適用で消えているのですが、何なのでしょう。明るい星のフレアかゴーストなのかな。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideあり、CelestronC5_1250mm、F10、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=10min、png10frame、100min、SI8&Photoshop、Dark・Flat適用、トリミングなし
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