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★★ IC410、オートガイド不良 ★★
2019年01月28日
赤道儀EQ5GOTOのバックラッシュによるDEC側ガイド不良について、一応NorthかSouthに荷重した形なら解決出来そうだと分かってきたと思ったのですが、荷重をかけても相変わらず原因不明のガイド不良は発生しました。

IC410 今日もガイド不良対策でIC410を撮りました。始めのうちは良かったのですが、次第に不良発生が多くなり、収率は1/4ほど、昨日分と合成しました。そのあとM101も撮りましたが、全滅でした。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideあり、CelestronC5_1250mm、F10、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=10min、png14frame、140min、SI8&Photoshop、Dark・Flat適用、トリミングなし

どんなガイド不良かというと
今日の悪くなり始めはこんな感じです。左はSharpCapの画面、右下がPHD2の画面で下がグラフです。順調にガイドされていたのが途中から急に上方向にズレ始めます。これを修正する信号が出るのですが全く応答がなくどんどん上方向にずれていきます。そして突然それまでに受けていた修正信号を一気に実行するような形でドーンと大きく移動します。移動量は30″~40″になることもあります。こうなると星は2個並んだ結果となってしまい、使い物になりません。

この現象は以前から発生しており、下のグラフは昨年3月のものです。やはり順調に作動していたものが真ん中あたりで突然上方向に大きく移動しています。

こんな悪い状態ばかりかと言えば、そうでもなく、たまに(本当にまれです)こんな感じできれいにガイドされることもありました。

このようなガイド不良が発生すると、写っている星がどんどんずれていきます。基準星を捉えているので動かないはずですが、コマ送りするとずれていくのがはっきりわかります。
写った星がずれるのは撮影鏡筒とオートガイド鏡筒のズレしか考えられないので、以前にもより頑丈な取付方法に変えたのですが、それでもダメなようで、この次はC5のアリガタプレートに直接オートガイダーを取り付けてテストしてみます。ということで、下の写真のような腹に抱えた親子亀方式にしました。これなら絶対に撓みや捻じれは起こらないはずで、少しは原因の絞り込みはできるかもしれません。

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