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★★ M81渦巻銀河撮影でのオートガイド問題 ★★
2019年01月09日
 初めて挑戦する北の空のM81銀河の撮影で四苦八苦している。1/5に始めた時はオートガイダー鏡筒をM81と同じ方向に向けていたため、RAが不安定になって収率が非常に悪かったので、次の挑戦では天の赤道辺りに向けたのは良かったのですが、雲に邪魔され殆ど撮れませんでした。今日は3回目の挑戦だったのですが、始めのうちは風が強くオートガイドのDEC側が上下に振り切れの連続でした。それでもその内風は収まる予報だったので撮影を続けていたのですが、M81の位置がどんどん画面上部に移動しているではありませんか。オートガイドされているのでブレはあっても位置がずれていくのはおかしい。撮影鏡筒とオートガイダー鏡筒がずれていっているようです。カメラ用雲台を使ってオートガイダーの方向を変えられるようにしたのが原因と思われ、途中で止めてネジ類を締め直したのですが、いくら締めてもダメ。その内風が収まってオートガイドもあまりぶれないようになったのに撮影されるM81の位置はどんどん移動してしまう。何度も調整し直すのだが駄目でした。結局諦めて、機材を外して調べてみたら雲台固定ネジの一か所がいくら強く締めても押すと動いてしまう部分がありました。これが原因でした。以前にも似た問題があったのですが、撮影対象の移動量はごく僅かで、これほどひどいものではなかったのです。いくら締め付けが弱いとはいっても、軽いオートガイダー鏡筒なのでどんどんずれていくというのはちょっと信じられない現象でした。

もしかしてセレストロンC5の光軸がミラーシフトでずれたのかと考え、光軸チェックをしてみたところ何の問題もありません。
シリウスで光軸チェック、イン-ジャスト-アウトです。変な映り込みは電線です。

 カメラ用雲台が駄目だったということで、これまで使ってきたVixen微動雲台に戻し、北極星に近い天体撮影においては、微動雲台の上下方向をめいっぱい上に向けるだけとしました