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★★ はくちょう座の天体 ★★
2018年10月02日
 
今日も快晴の予報が3時間ほど後にずれ込み、撮影計画がメチャメチャになりました。今シーズンの火星は終わりにしておきます。ほぼ天頂部にあるはくちょう座の星雲を撮影しました。

NGC7000北アメリカ星雲 まだ周囲に雲があったので、中央部の色が薄くなってしまいました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=8s、LiveStack、16frame、全112frame896s(15m)、SI8&Photoshopで処理、トリミングなし

IC5067ペリカン星雲です。上の北アメリカ星雲のすぐ隣にあります。一応ペリカンの形をしています。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=8s、LiveStack、16frame、全96frame768s(13m)、SI8&Photoshopで処理、70%トリミング

NGC6960魔女のほうき星雲 撮影中に薄雲が出て枚数を増やしたのですが、うまく表現できませんでした。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=8s、LiveStack、16frame、全176frame1536s(26m)、SI8&Photoshopで処理、60%トリミング

NGC6992網状星雲 上の魔女のほうき星雲とともに、数万年前の超新星爆発の残骸です。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=8s、LiveStack、16frame、全176frame1536s(25.6m)、SI8&Photoshopで処理、60%トリミング

IC5146まゆ星雲 昨日も撮りましたが、ちょっと暗かったので、露出を2倍にしました。昨日と同じ範囲をトリミングしました。比べてみてください。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=10s、LiveStack、16frame、全215frame2150s(36m)、SI8&Photoshopで処理、50%トリミング

月齢22.9の月 月が昇って星雲撮影は終了です。Nikkor300mmf2.8+ASI294MC-PRO328で初めて月を撮りました。等倍に近い大きさなのでシャープネスは得られません。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、LPS-D1フィルター、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=1024x768、SharpCap使用、Gain=400、Exposure=0.257ms、200frame、AS!3でスタック、Wavelet

Nikkor300mmf2.8+LPS-D1フィルター+ASI294MC-PROは星雲星団撮影用に揃えたものですが、使ってみてほぼ期待通りの結果を得ています。超光害地なので、当初は諦めていた星雲の撮影が可能になりました。とにかくレンズが明るいので、光害地では10秒露出が限度で、SharpCapのLiveStackを使えばオートガイドは不要です。カメラについては冷却と非冷却の比較はしていませんが、撮影結果のノイズは少ないようで、かなり極端な画像炙り出しも可能になっています。
後処理についてですが、今日の撮影結果はなぜかステライメージ8の自動位置合わせが全く効きませんでした。仕方なく手動で基準点設定してコンポジットしましたが、LiveStackを使って処理枚数が1対象あたり8枚程度と少ないので可能でしたが、100枚200枚といった枚数だと手動処理は不可能といってよいでしょう。自動位置合わせが効かない原因は分かりませんが、コントラストが小さい上に星の密度が高過ぎて星の検出エラーを起こしたのではないかと推測されます。AstroArtsさん、自動コンポジットが出来ないとSI8を使う意味がありません。是非とも改善をお願いします。

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