HOME
ブログ一覧
戻る
前のブログへ
次のブログへ
★★ ASI294MC-PRO試写 ★★
2018年07月14日
 
今日も雲が多い予報で、惑星の見える南天の低高度帯は真っ白の雲があり、撮影不可。天頂部は薄雲だったので、M57環状星雲とM27亜鈴状星雲を、ASI294MC-PROをC5に付けて試写してみました。
昨日Mead8に付けて撮ってみた時何も写らなかったので自動導入のズレと思ったのですが、周囲星の位置からほぼ真ん中にあったのですが、全く写らなかったということでした。ゴミのようなものが写っていたので、カメラのゴミかとブロワーをかけようとしたのですが、ゴミは全くありません。Mead8の副鏡の斑点状剥がれが写り込んだようです。
今日はCelestronC5に付けましたが、光害カットフィルターは納期待ちで無く、薄雲状態で条件としては非常に悪いですが、SharpCapモニターにうっすらと確認できました。センサー温度は低い方がノイズが少ないとのことなので-10℃設定で99%-10℃になりました。猛暑日ではこれが限界のようです。
M57環状星雲

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、CelestronC5、オートガイドあり、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、SharpCap使用、RGB24、fits形式保存、Gain=400、LiveStack20secx43frameをSI8で画像処理、flat画像使用
、トリミングあり

M27に向けたのですが、薄雲がさらに濃い方向のため、撮影条件はさらに悪く、SharpCapモニターで殆ど確認できない状態でした。よくよく見ると、それらしき形が極々うっすらと見えました。
M27亜鈴状星雲

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、CelestronC5、オートガイドあり、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、SharpCap使用、RGB24、fits形式保存、Gain=400、LiveStack20secx102frameをSI8で画像処理、flat画像使用、トリミングあり

前回、M27、M57を撮影したのは、Nikkor300mmf2.8+D5500 CLSフィルターありで、透明度は比較的良く、60秒露出が可能だったのですが、今回は薄雲状態で、f10なのに10秒~20秒しかかけられませんでした。300mmが1250mmになった分、像が大きくなっただけです。冷却カメラのノイズに対する効果ですが、常温との比較をしていないので何とも言えませんが、最高強度のレベル調整をしている割にはノイズは少ないのかな、というところです。
これまでのところ、ASI294MC-PROでのはっきりした利点は、見えない天体でもモニターを見ながら構図調整が出来ること。ライブスタックが出来るので、パソコンへの大容量保存が不要。撮影後の長時間の処理も不要。ということです。画質については、光害カットフィルター導入後、透明度が多少でも良い条件で撮影してみないとわかりません。

BACK
 前のブログへ 次のブログへ