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★★ ZWO ASI294MC-PRO(冷却CMOSカラーカメラ)が届いた ★★
2018年07月07日
 
6月10日に注文したZWO ASI294MC-PRO(冷却CMOS裏面照射型のフォーサーズサイズセンサーカラーカメラ)が本日届きました。注文先は星見屋さんですが、ここは全品検品して出荷するため、注文が殺到すると出荷がどんどん遅くなるとのことで、私の場合当初2週間だったのが実際には4週間かかりました。火星大接近も影響してか、この種のカメラの注文や問い合わせが異常に多くなったのでしょう。どうやら世の中全体で天体撮影への関心が非常に高まっているようです。
かなり厳重な梱包がなされています。検品の合格証が貼られていました。


入っていたものを並べてみました。
本体のほかはアダプター類とケーブル、英語の取説です。

とりあえず、パソコンにドライバーを取説に掲載されていたサイトからダウンロード・インストールした後、カメラをレンズに取付け12V電源とパソコンに接続しました。
パソコンでSharpCap3.0を起動するとCameraで認識され撮影可能状態になりました。冷却をONにすると設定温度0度で-2度まで下がったので、冷却機能はOK。部屋の壁紙に斜めに向けて撮影、AVI300フレームを撮影し、AS!3で処理しました。

レンズに光害防止フィルターを入れているので、白っぽい壁紙が赤っぽく写りました。Photoshopでホワイトバランス調整すると右の写真になります。

ピントの合っていそうな部分を等倍拡大すると、こんな感じです。

丸みのある壁紙なので、あまりビシッとしたシャープネスは感じません。斜めなので完全にピントが合っている場所があるはずですが、古い328ではこんなものでしょうか。期待の方が大き過ぎたかな。

冷却用電源ですが、バッテリーにはシガーライター口が1個しかついてないので、3個口にするものを注文しました。

まだまだ戻り梅雨で星は見えませんが、明後日には何とかファーストライトに持ち込めそうです。




今回購入したカメラは、天体撮影を始めた後では最高価格の機材になります。これまではすべて最も欲しかった機種から2ランクほど下の安物を買って「安物買いの銭失い」で反省させられるばかりでした。このカメラは光害地の我が家から出来るだけきれいな星雲や星団、星野を撮りたいということで買った次第です。光害地なので目的の天体は全く見えません。双眼鏡でも見えません。一眼レフに望遠レンズを付けてもファインダーでも見えず、ライブビューでも何も見えません。30~60秒ほど露光してようやくうっすらとモニターで確認できる程度なので、構図もなかなか決められません。そこで考えた末、サンニッパーのような明るいレンズに一眼レフなみ(今回はフォーサーズ)のセンサー付きのUSBカメラなら、自動導入で何とかモニターに入るであろうし、電子観望できるので構図をきっちり決められるし、ライブスタックも使えば撮影結果を確認して保存できるであろうということです。しかし光害地なのでコントラストは出ないので強度のレベル調整をかけなければならない。そうするとノイズが目立つ。そのノイズを出来るだけ減らすには、冷却しかない。と、いうことで、数万円も高い冷却カメラを買うに至った次第です。
さて、この考え方が当たりか外れか乞うご期待!

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