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★★ ASI294MC-PROでのファーストライト ★★
2018年07月08日
 
昨日届いたASI294MC-PRO。早くテストしたいので、雲がありましたが、撮影強行しました。北極星は見えなかったので、以前の極軸設定のままです。
以前、Nikkor300mmf2.8にアダプターを使って290MCを付けたことがあるので、その時と同じ状態で294MC-PROを付けたら、あらら?ピントが合わない。アダプター類がたくさんあったので、レンズとカメラの距離が短くなるようにしたらOK!290MCとフランジバックが6mm異なっていました。294MC-PRO=6.5mm 290MC=12.5mm
天頂部分の雲が薄かったので、Vegaでスターアライメント、ついでにパーティノフマスクを使ってピント合わせをしました。一眼レフではこれが出来なかったのですが、294MCではGAINを一時的にMAXまであげてやればはっきり光条が見えるようになります。

そしてファーストライトは近くにあったM13球状星団です。自動導入ではモニター画面ほぼ中央に球状星団だとわかる状態で表示されます。少し位置合わせしてから、GAINと露出時間を決めます。CaptureソフトはSharpCap3.0を使いました。RAW16で撮影、FITS型式で保存。LiveStackを初めて使ってみました。冷却温度は何度が良いのかわからないので、とりあえずSharpCapデフォルトの0℃のままで使用。実際の温度は0℃~-2℃辺りになっています。GAINは最初は400としましたが、余裕がありそうなので後半は300にしました。
LiveStackにすると放っておいてもどんどんスタックされスタック枚数が増えていきます。画面では画質の判断はできませんが、保存ボタンを押せば、その時点の画像がFITSで保存されます。それを即SI8で開いて少し手を加えれば完了ということで、ストレッジに保存されるのはFITS形式の画像1枚です。

トリミングした結果がこれです。薄雲がかかったりしてあまり多枚数スタック出来なかったのと、途中で雲がかかると枚数を増やした方がコントラストが低くなるという結果になってしまいます。(こんな場合はEnable FWHM FilterをONにしておくと、雲などにより平均品質より悪化したフレームは破棄されます。)
フル画像では4144X2822ピクセルですが、ROI調節もでき、次のM27亜鈴状星雲では1600X1200ピクセルにしました。

以上の露出時間は10~20秒です。露出時間が短いので300mm程度ならオートガイドは必要なさそうです。しかし、今日のターゲットは1000mm以上で撮影すべき天体なので、ターゲットに応じた焦点距離の鏡筒を選ぶ必要がありそうです。

SharpCapの使い方も奥が深そうなので、もっと勉強が必要なようです。

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