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★★ プレアデス星団、馬頭星雲、月齢27.9 ★★
2017年10月17日
 
 新月期に久し振りに晴れたので、光害地でどこまで撮れるかの挑戦をしました。
プレアデス星団 ISO3200、F5、120秒、30枚では反射星雲の筋まで炙り出せました。でもレンズが悪いのかSI8の自動を使うと中央部だけが緑色っぽくなりどうしても画面全体を均一な色にできません。レベル補正なし、色調整なしで手動調整すると下の写真のように青が強くなり、筋まで炙り出せません。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、Tamron200-500mmの200mm、ニコンD5500、OptlongCLSfilter、ISO3200、F5、120秒x30枚、SI8で加算コンポジット
オリオン座の方にも向けてみました。
去年の自宅からは全く写らなかった馬頭星雲がうっすらですが写りました。



馬頭星雲と燃え木星雲のところをトリミングして再調整したところ、非光害地へ遠征したけど失敗した作品程度にはなりました。


月齢27.6 新月1日前の月です。空が白み始める頃に昇ってきました。

同じ月の地球照です。


 今日の撮影で、光害地でも、何とか写せるという希望が湧いてきました。これまでは写真用望遠ズームレンズなのですが、もうちょっと良い機材ならもうちょっときれいに写りそうです。でも高そう。
 今回はプレアデス星団や馬頭星雲撮影において、200mmを使いました。APS-Cなので300mm相当です。実際星雲・星団を撮るのにぴったりなのは500mmでこれまでは500mmを使ってきました。しかし、ぴったりで撮影すると、構図を決めるのに時間がかかるのと、周辺減光が激しく全画面均一にするのが非常に難しいことを実感しました。今回もフラットフレームを使っていますが、レベル補正するとフラット処理では取り切れない状態になります。今回は200mmで広い範囲を撮影し、中央付近の画質の良い部分だけをトリミングする手法を採用しました。と、言うことで、最近は星雲・星団撮影では300mm前後が最適ではないかと考えるようになりました。
 今より良い機材とは?というと、最大の要素はレンズの明るさでしょう。そして解像度。物色中のレンズとしては、BORG90FL+レデューサー7872のセット(¥251,532)です。これだと360mmF4になります。金額的にこれが無理なら、次の候補はBORG71FL+レデューサー7872セット(¥170,748)、これだと288mmF4.1。これが買えるまでは現機材で腕を磨くことにしましょう。いつになることやら…
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