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★★ ZWO ASI290MCのファーストライト ★★
2017年06月09日
 雲があって諦めていましたが、寝る前に空を見ると雲の間に月が出ていました。そこで慌ててセットアップしてパジャマで撮影開始(撮影は6/9の0時~1時半)。キャプチャーソフトにFireCaptureを使ってみましたが、設定方法が分からずジタバタするばかり。どうやらデフォルト設定はRAWっぽい白黒。AutoStakkertでスタックするとカラーになる。でもFireCaptureを使っている人の写真や動画ではパソコン画面はカラーになっている。少しだけ撮影して、従来のSharpCapに切り替えました。そのうちやや晴れてきて、薄雲越しに土星も見えたので、土星も撮影しました。(後で分かったのですが、FireCaptureのOptionでDebayerにチェックを入れるとカラーになる。)
 天体のファーストライトはコペルニクスです。シーイングは中くらいですが、露出時間が短いので比較的鮮明に仕上がりました。アイピースとカメラの距離がTリング分短くなったので、以前のC270の時より若干拡大率は低下した感じです。また解像度も1280px⇒1936pxに広くなっています。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、ZWO ASI290MC、FireCaptureAVI動画をAutoStakkertでスタック、Photoshopで調整

土星はSharpCapを使いました。もうすぐ6/15土星が衝になるのですが高度は低いままで、低い位置には薄雲があったのですが、テストなので撮影を強行。感度は以前のC270よりかなり良くなっているのでGainを上げたり、露出時間を長くすると、完全に白飛びするほどでした。やや暗めの設定で1000フレーム撮影、所要時間は24秒ほど、C270では1000フレームに200秒かかっていたので、薄雲越しも考慮すると感度は10倍程度にはなったようです。薄雲のせいか、ASI290MCにIRカットフィルターが無いためか、すごく赤っぽく写りました。天体によってはこの方が良い場合もあるのですが、フィルターを使いこなさなければならなくなってきますね。この土星は傾き過ぎですが、傾きを調整する余裕がなかったのでお許しを。

とりあえずWB調整をするとこのようになりましたが、大気色分散もあって色がメチャクチャ。

もう少し、キャプチャーソフトを使いこなして、条件の良い状態で撮影出来れば、従来のC270よりは多少は良くなる見込みはあるようです。
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