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★★ 木星自転動画 月齢16.4の月 ★★
2017年04月13日
 今日も木星の大赤班が見える日で晴れているので、自転動画を撮影しました。今日は雲の影響はありませんが、途中20分間ほどシーイングが最悪状態になったり、木星の高度が上がるに従い明るくなって露出オーバーになるなど、今回も失敗に終わりました。でも出来は私の作品としてはこれまでで最高でした。
 大赤班が木星の東に偏って撮影を終わろうとしたころ、衛星(左上)が見えてきました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、WebcamC270、SharpCapによるfps5で20秒動画をvest50%(50フレーム)をRegistax6でスタック、Wavlet処理


[撮影データ]最上部画像と同じ条件で20:08~22:11の123分間3分間隔で41枚撮影、Registax6で処理した後、Photoshopの自動スマート補正で画像の明るさ等調整、位置合わせ後HPビルダーのウェブアニメーターでアニメgifを作成。2時間分を20秒で再生。

月齢16.4の月
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、D90直焦点、ISO1600、1/800秒、64枚をRegistax6でスタック、Photoshopで調整

木星自転動画撮影におけるオートガイダーの使用について
木星の自転動画撮影では2~3時間かかります。高級赤道儀ならこの間カメラフレームの同じ場所に木星像を固定して撮影可能なのでしょうが、私の場合は北極星の見えないバルコニー撮影で極軸合わせは不完全、また、木星の動きのモードも無いので、長時間撮影では少しづつずれて30分間も放置するとフレームアウトしてしまいます。そこで恒星をガイド星にしてオートガイドを使っています。恒星と木星の動きは撮影時間内なら大きくは変わらないだろうと思っていたのですが、実際2時間の撮影を続けると、木星の直径よりはやや少ない程度ですが、西の方にずれてくることがわかりました。このため、オートガイド使用で木星撮影する場合はモニター画面でやや東側寄りでスタートし、やや西側寄りで終了するという配慮が必要になります。
「木星そのものをガイド星にすれば」との考え方もありますが、ガイドモニターに径3mm程度に写っているので果たして円の中心でガイドしてくれるのか疑問です。ものは試しなので機会があればやってみるつもりではあります。 《追記》木星をガイド星に設定してみましたがガイド星を表示する四角形よりも木星が大きいので駄目でした。もっと短焦点のガイド鏡なら可能かも知れませんがガイド精度はかなり悪くなりそうです。星仲間からFireCaptureというキャプチャーソフトには、惑星など大きな映像をモニター中心に置くオートガイド機能があるとのこと。でも1時間に1回程度の手動位置補正ならそこまでやらなくてもいいなってところでしょうか。
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