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★★ 光害カットフィルターテスト バラ星雲 ★★
2017年01月17日

 光害カットフィルターのテストを続行。雲が出て中断したC5でのランニングマン星雲とバラ星雲ですが、やはり、どうあがいても見えません。空の条件はあまり悪くはなかったのですが、これが限界なのかもしれません。
 ランニングマンが前回フィルター無しで何とか見えたのも、正月で光害が少なかったからのようです。今回も星雲の形を知っている人がそのつもりで見れば見えるかも知れません。

[撮影データ]スカイウォッチャーEQ5GOTO、オートガイド、セレストロンC5、直焦点、ニコンD5500、1250mm、OptlongCLSfilter、ISO3200、F10、10分、raw画像をNikonViewNXで調整現像し、Photoshopで調整

こちらはバラ星雲 画面全体に赤く写るはずなのですがNGC2239散光星雲が写っているだけです。上部が暗くなっているのはフィルターによるケラレです。

[撮影データ]スカイウォッチャーEQ5GOTO、オートガイド、セレストロンC5、直焦点、ニコンD5500、1250mm、OptlongCLSfilter、ISO6400、F10、10分、raw画像をNikonViewNXで調整現像し、Photoshopで調整
オートガイドの失敗で当初処理対象外にしていたISO6400、20分間露光のものを処理したら、何とかバラ星雲のような赤味が出てきました。これが光害カットフィルターの成果かどうかは不明です。もしかしたらフィルター無しなら10分間露光でも同様の結果が得られるかもしれません。次回はフィルター無しで挑戦してみるつもりです。ところで、オートガイドが途中でなぜこんなに大きくずれたのか原因は不明です。ずーと見ていたわけではなく、20分間終了時点のグラフは正常だったので途中で何かが起こってその後復帰したと思われます。原因を推定してみたのですが、この写真の撮影時刻は21:59となっており、近くにあるベテルギウスの子午線通過時刻が21:48なので、20分間の露光の間に子午線通過したと思われます。でもその時点で赤道儀が反転したということはありません。今後の課題として、子午線越えの撮影は控えるべきかなということでしょうか。

[撮影データ]スカイウォッチャーEQ5GOTO、オートガイド、セレストロンC5、直焦点、ニコンD5500、1250mm、OptlongCLSfilter、ISO6400、F10、20分、raw画像をNikonViewNXで調整現像し、Photoshopで調整

後日、フィルター無しISO6400、10分で撮影したら、全面白飛び状態、5分では星はうっすら見えるが真っ白、3分では散開星団は写りますが、バラ星雲の形は出ません。よって、上の写真のバラ星雲の形が写ったのは、OptlongCLSfilterを使った成果と言えそうです。また機会があれば、オートガイドの失敗をしないようにしてISO6400、20分間でテストしてみたいと思います。

 月が出たので月齢19.1の月をD90で撮影しました。

[撮影データ]スカイウォッチャーEQ5GOTO、セレストロンC5、直焦点、ニコンD90、1250mm、ISO1250、F10、1/800秒、64枚をRegistaxでコンポジット
テオフィルスとアルタイ断崖部を上の写真から等倍切り出ししたものです。
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