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★★ EQ5GOTO赤道儀の極望設定 ★★
2017年01月19日

 今日は明るい内に少し時間が取れたので、SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀の極軸望遠鏡の調節設定を行いました。この赤道儀は組み付けがメチャクチャなので、買ったままでは絶対まともに使えません。以前にも色々自分で修理したりしましたが、これもその一環です。

 まずは、レクチルの方向です。購入した最初に覗いてみて驚いたのが、ホームポジションでとんでもない向きに傾いていました。 当面はバルコニー撮影で極望は使わないので、まあその内に設定しようとそのままにしていたものです。
 この向きを合わせるには、接眼レンズを外して外周部にある3本のイモネジを緩めて、上が0になるようにレクチルを回転させます。
次に赤道儀の角度を0度にして遠くの垂直の建物などを見ながら調節したいのですが、この赤道儀は構造上29度までしか角度を低くできません。沖縄県那覇市だと緯度26.2度なので使えないですね。屋久島が30度でこの赤道儀が使える南限ということになります。仕方なく、下の右写真のように南側2本の脚を伸ばして出来るだけ角度を低くして遠くの建物で合わせました。
 接眼レンズを付けて、上が0の状態で遠くの垂直の建物(ここでは携帯のアンテナ)に合わせ、180度回転させて上が6になった時に同じ位置にレクチルの中心がくるようにイモネジで調節します。最初は大きく動きましたが、何とかほぼ同じ位置に調節することができました。
(この調節するイモネジの位置が3ヶ所120度で付いておればよいのですが、90~100度で付いているので調節が非常にやりにくかったです。製造時のネジ穴位置も適当に3ヶ所あけているのでしょうね。日本なら冶具を使ってピッタリ120度であけるのですが)
 この調節作業で赤道儀を回転させると、見えてる遠景も少し動いてしまいました。これは極望そのものの取り付けがゆがんでいるためで、この調節はできません。誤差範囲とみて北極星の位置をその分ずらせて設定することになりそうです。
 あと、月日と時刻を合わせる目盛りがありますが、粗すぎて使えそうにもないので、実際に使う時はスマホアプリのPolarisScopeを使う予定です。
 これで、我が家バルコニーだけでなく、どこか星空スポットへ出掛けた時にも、付属の極軸望遠鏡を使って極軸合わせをすることが出来そうです。
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