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★★ 月齢24.3の月 ★★
2016年07月29日

 ようやく梅雨が明けたとのことですが、雲が多く天体写真撮影には不向きです。でも午前3時に目覚ましで起きて外を見てみると、殆ど雲が無く、月齢24.3の月が高い位置で透明度も良く見えました。早速機材をバルコニーに出して撮影しました。
 まずはセレストロンC5でD5500の直焦点、シーイングは比較的良好、そして2×テレプラス+WebcamC270に代えられるかのテストで、2×テレプラス+D5500で撮影しました。D5500ではシャッターショック防止のため1/800秒を確保し、ISOで露出調整しました。
[撮影データ]スカイメモS、セレストロンC5、D5500直焦点、1250mm(1875mm相当)、f10、1/800秒、ISO1600、8枚をPhotoshopで手動スタック

前回の2×テレプラス+WebcamC270の結果と比較するため、上の写真から虹の入り江のほぼ同じ場所を切り出し、同サイズになるよう拡大しました。ISO1600のためノイズはあまりありません。


2×テレプラス+D5500は1/800秒を確保するとISOは6400になってものすごくノイズの目立つものになってしまいました。下に2×テレプラス+WebcamC270での結果を挙げましたがこれと比較すると酷いものです。だからといってISOを1600程度に落とし、シャッター速度を1/200秒程度にすると、ノイズは無くなりますが、シャッターブレの写真になってしまいます。

上の酷いノイズの写真をRegistaxで16枚スタックするとノイズは目立たなくなりましたが、ボケて2×テレプラスなしと同じような鮮明度になってしまいます。


虹の入り江


結論として、月面の詳細写真は2×テレプラス+WebcamC270が最良の結果が得られることが判明しました。次はしばらく新月期を置いたあと、さらに鮮明な月面写真に挑戦していきたいと思います。
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