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★★ セレストロンC5木星の拡大撮影 ★★
2016年05月18日

 セレストロンC5の拡大撮影体制ができ、今日はよく晴れたので、早速撮影に入りました。
 シーイングは悪くはないので期待しながら木星を撮影しました。ピント合わせの段階でD5500のライブビュー拡大画面では木星の縞模様はかなりはっきり見え、ねじれたようなところまで見えました。ところが撮影結果を見ると、大きくは写っていますが、ボケボケで、従来の結果をそのまま画面上で拡大しただけといった感じです。

元画像を1024×1024でトリミングしてRegistaxにかけました。左の画像は1024px→320pxにリサイズしたものです。

[撮影データ]
スカイメモS、セレストロンC5、PL10mm、拡大撮影、D5500、ISO800、1/5秒、128コマをRegistaxでスタック
直焦点で月全体も撮影しました。シーイングは悪い方ではなかったのに、鮮明さが不足しています。普通に月を撮影したら「これでいいじゃない」という程度ですが、カメラレンズでの結果ならともかく、口径127mmの天体望遠鏡での直焦点撮影結果がこれではかなり不満が残ります。
 上の月画像の右下の一部を等倍で切り出したのが左の画像ですが、かなりボケています。月の輪郭部を見ると画像上1mmほどずれているようです。この原因は何か?
 考えられるのは、ブレです。FinePixS1での撮影ではこのようなずれたようなボケは無かったので、D5500のシャッター作動時の振動によるブレではないでしょうか。露出遅延モードはONにしていますが、ライブビュー撮影では、ミラーが一旦下がり、ミラーアップして1秒後にフォーカルプレーンシャッターが上下方向に作動してシャッターが切れてミラーダウンし、ライブビューのためにミラーアップするという複雑なメカニカルな動きがあります。これらによる振動が消えないうちに撮影されているように思えます。シャッタースピードを1/1000秒など高速にしてもこの現象が出ているので、おそらくミラーショックではなくフォーカルプレーンシャッターショックではないでしょうか。
このようなブレが出るのは望遠鏡固定が弱いからというのは承知の上でのシステムですが、何とかならないか。打つ手はWEBカメラしかなさそうです。
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