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★★ セレストロン用拡大撮影アダプター入手 ★★
2016年05月17日

 セレストロンC5を購入したのは、月の詳細や惑星を撮影したいからで、直焦点撮影では小さすぎるためTSN-664EDでやったのと同様に拡大撮影することにしました。ただ拡大率は大きくしたいので以前のように紙で作るわけにはいかないのでアダプターを購入することにしました。またC5にはアイピースが附属してなかったのでアイピースも購入する必要があります。
 拡大撮影アダプターとしてVixenやBorgのものが使えないかいろいろ調べてみましたが、適切な情報が見つからず、カタログでもアダプターの寸法やネジサイズ表示が無いので買っても使えない可能性があり、結局はセレストロン専用アダプターを購入することにしました。ネジを切った筒だけで価格が15,000~17,000円もするので、最安値を探して税別7,124円で発注しました。同じ店でアイピースPL10mmが1,480円だったので、これも発注。2日後に届きました。

これがセットした状態です。
アイピースからカメラの撮像素子までの距離は大体120mmほどです。10mmアイピースを使うと12倍になる計算です。C5の焦点距離が1250mmなので12倍すると焦点距離15000mmで撮影可能ということになります。D5500だとさらに1.5倍して22500mm相当で撮れることになります。C5がそこまで耐えられるか、かなり不安です。
20mmのアイピースも購入することになりそうですね。

セットアップの情報も少なかったので、セレストロン拡大撮影アダプターの取り付け方について写真を付けておきました。何か苦肉の策っぽい設計で、アイピース固定ネジは1本取り外して、残った1本が拡大撮影アダプターの突起部分の内側に収まるようになっています。固定ネジが緩むとアイピースがカメラに落ち込み破損させる危険性が大です。私もごちゃごちゃセットアップしているうちにはずれました。目当てゴムを付けたままだったのでゴムの摩擦で途中で止まって無事でした。アダプターの内径は44.8mmなので、これより外径の大きなアイピースは使えません。
 今日は1日雨でしたが、夜遅くになって月や火星、土星が見えました。木星は既に西に傾いて見えなかったです。
 この拡大撮影セットで撮影してみました。シーイングも悪く、過剰拡大のため、直焦点撮影よりも鮮明にはなりません。
土星は大きく写りましたが、ボケボケです。

月は動画で撮影し、AVI変換してRegistax6でスタックしました。直焦点撮影してトリミングしたものとほぼ同じ程度です。

私の以前の機材ではすべて正立像でしたが、天体望遠鏡での拡大撮影では倒立像になります。

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