シーイングが良くない満月翌日の月で　D90＋Tamron200-500mm×2テレプラス（1500mm）相当とFinePixS1超解像ズーム（2400mm相当）を比較してみました。上がD90、下がFinePixS1

　一目瞭然でFinePixS1の方が鮮明です。D90＋Tamron200-500テレプラスのセットではフォーカスが∞目いっぱいでも合焦しているのか疑問が残りました。テレプラスを間に挟んだことで、合焦しなくなった可能性があります。また結像サイズ、ピクセル数でも断然FinePixS1の方が有利です。ただひとつ等倍拡大したときのノイズはD90の方が少なく滑らかな画像です。ただし少しボケているので当然かもしれません。FinePixS1のノイズはコンポジットすることで解決できています。
　もう一つ、D90＋Tamron200-500テレプラスのセットで撮った木星も挙げておきます。FinePixS1で撮った木星も比較のため並べました。木星は等倍なのでノイズの少ないD90の方が小さいながらも良い結果のような気もします。（木星の撮影時期は異なります）

　結論として、月や惑星撮影についてはD90＋Tamron200-500＋テレプラスは使えないということになります。現在もうひとつの機材への対策で、D5500導入も検討中です。D5500になれば、画素数がD90の2倍になるのでまた違った結果が出るかも知れません。今回購入したテレプラスについては色んな使い道があるので、無駄にはしないつもりです。惑星撮影はカメラレンズでは無理かも・・・