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★★ 月撮影機材としてのFinePixS1 ★★
2016年03月28日

これまで月撮影に使ってきたFinePixS1とD90+Tamron500mm+2×テレプラスの勝負で明確にFinePixS1の勝ちだったのですが、ネット投稿で使われている望遠鏡と比較してFinePixS1がどの程度の位置づけになるのかも調べてみました。
前に月の撮影では高価な機材よりもシーイングの影響の方が大きいと書いた通り、高級機材を使った場合も揺らぎの影響を受けるので、殆どRegistaxでスタックし、Waveletでシャープネス加工をされています。その中で高級機材を使った「撮って出し」写真を見つけたのですが、自分がFinePixS1で撮ったものと「大差ないな」と感じた次第です。ならば、無理してまで急いで高価な天体望遠鏡を揃える必要はなく地道にシーイングの良い時を見逃さないよう撮影を続ける方が良いということになりました。
木星や土星、火星の模様まで撮るということになれば、口径や倍率の桁が違ってくるので、これは高級機材でしか扱えないので、買えるようになるまで待つしかありません。

これまでで最高にシーイングの良かった3/17に撮った月で、どこまで写っているのか、再度チェックしてみました。

直線壁:「月の見どころ」でこんなのは写らないだろうと思っていたのですが、写っていました。写真中央部の斜めの「黒い直線」です。月面で有名な断層の一つでこの写真では崖が陰になっています。元画像では欠け際の半陰になっていましたが、Photoshopのシャドウ処理で持ち上げたので欠け際が少し不自然になってしまいました。


アルタイ断崖:下の写真中央部です。全長約480kmの断崖で、日が当たって白い円弧状に見えます。

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