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★★ 少しはマシなプレアデス星団 ★★
2016年01月30日

 昨日から雨が降ったり止んだりの天気で星どころか日課のウォーキングにもいけない状態なので、プレアデス星団をきれいに撮る一環で、過去の写真で処理方法によっては良いものがあるのではないかと探してみました。光害地の自宅ではなく少しは条件の良かったあしかがフラワーパーク近くで撮ったもので、自宅と同じ露出だったのに、空が暗かったので完全に露出不足で失敗したと思っていたのがあることを思い出しました。これならその後入手した自動コンポジットのDeepSkyStackerを使ったり、Photoshopのトーンカーブを使った画像処理をすれば隠れている情報を引き出せるのではないかと、再処理を試みました。その結果がこれです。星の周りの星間ガスの青い色が出ました。

SkymemoS、D90、Tamron AF18-270mm F/3.5-6.3の270mm、ISO800、f6.3、30″、5枚をDeepSkyStackerでコンポジット、Photoshopでトーンカーブ調整

 光害の酷い自宅ではこの露出で空が明るいグレーになってしまいますが、暗い空ならISOを1600にし、露出を60秒~120秒にすれば、一般によくある美しい星間ガスを伴う昴の写真が撮れたことでしょう。

【DeepSkyStackerのAutosave.tifをPhotoshopElementsで処理する】
 DeepSkyStackerで自動保存されるAutosave.tifファイルはPhotoshopElementsで開こうとすると「メモリが足りません」とのメッセージが出て開けません。当初は開くことができるIrfanViewを使ってJpegファイルに変換した後PhotoshopElementsで処理していましたが、DeepSkyStackerのSave picture to file...で保存すればPhotoshopElementsでも開くことができることがわかりました。この原因はAutosave.tifは32bitであって、Save picture to file...で保存したtiff形式ファイルは16bitでPhotoshopElementsの処理対象になるということです。PhotoshopElementsで32bitを処理できるようにするにはプラグインを追加する必要があるそうです。

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