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★★ ラジオ体操 ★★ 2006年02月25日

 会社では朝や昼休み後の始業前にラジオ体操をするところが多い。特に工場では全員がまじめにやっている。筆者も製造業に勤めており、事務系の仕事であるが、毎朝ラジオ体操はまじめにやっている。

 若い頃は体操なんて大した効用は無いと思い、いい加減にただ手をブラブラさせる程度にやっていたが、歳をとった今は、「健康維持に不可欠だ」と思うようになり、きっちりとまじめに手足を動かしてしっかりとしたラジオ体操を行うようにしている。

 考えてみれば、我々は普段の生活や仕事において、ラジオ体操で動かすような運動は殆どやっていないのである。場所の移動で少し歩いたり、コンピュータのキーボードを叩いたり、マウスを動かす程度の動きしかないのだ。これでは手足の筋肉のごく一部を軽く使っているだけである。使わない部分は血行も悪くなり、退化してしまいそうである。

 そうゆう事を考えてみると、ラジオ体操というのはよく考えられた優れた運動であり、ストレッチ効果も大きい。筆者のような老化した体にはぴったりの運動である。毎日続けることにより、体が固くなるのも防げる。筆者は一応前屈で手が床面に着く状態が維持できている。四十肩五十肩を両肩共患ったが、手はしっかり真上に上げることができるように戻っている。

 この効用を考えると、ラジオ体操というものは、体を動かす工場で働く人よりも、体をあまり動かさない事務系の人の方により必要なのではないかと思う。昔から山登りや水泳など激しい運動を始める前の準備運動としてラジオ体操をするということが一般的であったが、運動をしない時こそラジオ体操が必要だと考える次第である。

 そこで、家内にも「ラジオ体操をしろ」と奨めたが、1,2度やって「かえって腰が痛くなったから止めた」との言。これは続けて効果があるものと思うのだが・・読者の皆さんはどうお思いになりますか?

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