戻る コラム一覧 山写真紀行

★★ 眠気との闘い ★★ 2005年08月07日

 単調な仕事をしていると、眠気が襲ってくることがある。仕事中だと他の忙しく仕事をしている人の目もあるので、コックリコックリとやるわけにはいかない。寝てしまわないように眠気と戦わねばならないのだ。この戦いがまた苦しいものである。学生時代の授業中の眠気との戦いや、会社に入ってからも時々受講したつまらないセミナーでの眠気との戦いが思い出される。

 居眠りをするほど睡眠不足かというと、そうでもない昨夜は7時間は寝た。日中に起こる眠気は、誰にでも起こりうる自然現象で、筆者のような朝型人間では午後1〜2時、夜型人間では午後3〜4時くらいに最も眠くなりやすいものである。だから異常ではないのだが、この対眠気との戦いは結構つらいものである。起きているつもりで頑張っていても、いつの間にか瞬間的にも目が閉じており、ハッと気付いてまた目を見開くという繰り返しになる。これが車の運転中だと非常に危険な状況である。

 対眠気の戦術は色々あるが、これといった必殺戦術は無く、コーヒーを飲んだり、ストレッチ体操をしてみたり、顔を洗ってみたりしても、10分〜30分程度の効果しかないといわれている。

 人はもともと、昼寝をするよう生体リズムが刻まれているといわれている。外国では社会習慣として、誰もが昼寝をする国もある。だから、いっそのこと昼寝をしてしまうのが最も効果的な対処法なのである。眠気に勝つのではなく、負けてしまうのである。15分〜30分間眠気に勝ちを譲って昼寝をしてしまえば、その後がすっきりして気持ちよく仕事や勉強がはかどるのである。

 調べてみたら昼寝には次のような効用がある。
1.脳の疲労がとれ、目覚めた後の仕事や勉強の効率が高まる。
2.夕方に眠気が襲うことが少なくなり、夜の睡眠の質がよくなる。
3.気分が安定し、イライラしない。
4.アルツハイマー病に罹る確率が低くなる。
 眠気を無理に耐えていると、ストレスが高まりこの逆の害があるのかもしれない。

 日本では、会社で眠くなったからといって昼寝が可能な環境ではない。せいぜい昼休みに椅子に座った状態で寝るとか、外出で移動する電車の中で寝るというのが辛うじて出来る範囲であろう。

BACK