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★★ 自転車走行環境は良くならない ★★ 2005年05月13日

 風薫る5月、気候も良くなり、我が自転車通勤は益々快適と、自転車通勤を楽しんでいる。筆者が自転車通勤を始めたのはいつだったのか、もう定かではないが、15年を超えるのではないだろうか。40代で老化し、白内障を患ったので運動不足を補うために始めたのであるが自分ながらによくぞ続いたものだと感心する。車通勤を認められているのであるが、車を使うのは暴風雨の時だけ、年間でも数える程である。

 今朝の朝日新聞に自転車通勤についての記事が載っていた。何よりも健康に良いとか環境に良いとか出ていた。その通りである。危険性への注意も出ていた。ルールを守り、無謀な運転をしなければ、事故の確率は車と同じ程度ではないだろうか。人が思う程危険なものではない。

 ただ、これ程自転車が勧められているのに、自転車走行環境は少なくとも筆者の通勤ルートでは15年間全く改善されなかった。むしろ一部区間では狭い道路が車道と歩道に分離され、歩道を走るには狭すぎ、歩行者や対向自転車とすれ違えず、車道も車が通るのがやっとというように自転車にとっては全くの改悪工事がなされた区間がある。行政は環境を唱えながらも、お役人は高級車で通勤や視察をなさっているように見受けられる。お役人が自ら自転車通勤されるようになれば、自転車走行環境の不備に気付き、自転車通勤ももっと快適且つ安全になるのではないだろうか。

 荒川の橋の手前の信号待ちの間に10台近くの自転車が溜まり、青信号と同時に一斉に橋を渡り始めた。「自転車通勤者も増えたなー」

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