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★★ 花粉症は辛いねー ★★ 2005年03月16日

 昨夏が猛暑だったので、今年の杉花粉は特に多いと言われている。花粉は例年2月下旬から飛び始めるが、今年はその頃の気温が低かったのでやや遅れたようだ。花粉情報では3月8日から「非常に多い」となっており、花粉症の筆者はこの日から目頭が非常に痒くなり、くしゃみ鼻水が出るようになった。一応屋外へ出る際はマスクをかけているので鼻の症状はあまりひどくないが、目は花粉に曝されているので、目の痒みはひどい。ゴーグルを付ければよいのであろうが、スキー場ではあるまいし、そこまではやれない。花粉症でない人は花粉症の苦しみを理解できないのであろうか、少し暖かくなると、窓を開ける奴がいるのだ。「や、やめてくれー」と言いたいが、見えないどこかの窓が開けられたりすると、くしゃみが出、鼻から水滴がポタポタと落ち始める。こうなると仕事中もマスク装着ということになってしまうのだ。自宅では窓は閉め切り、この期間はフトン干し禁止、洗濯物は取り込む前によく払い、掃除機で花粉除去。そして、部屋では空気清浄機がうなっているのだ。

 日本人はかなりの比率で花粉症に罹っており、もはや社会問題化している。一時的に症状を抑える薬はあるものの、根本的に治癒させる薬や療法は皆無と言えるのではないだろうか。薬も花粉の量が多いと副作用が出るだけで鼻水には効かなくなる。筆者も永年に亘り花粉症に悩まされているので何か良い方法はないものかと、色々試しているが、効いたためしがない。それなのに、民間療法、薬、お茶、健康食など数えきれないほど療法やグッズが出ている。本当に効くものがあれば、全員がそれを使って治癒し、世の中に花粉症は無くなっているのであろうが、効かないからこそ色んな療法が考えられて、これだけ多くの療法やグッズが出回っているのである。筆者は今年はシーズン前から甜茶エキスのカプセル剤を試している。しかし、冒頭の症状が出ているので効いていないようである。藁にもすがる思いで色々試すのであるが、やはり効かない。これって詐欺にならないのかと疑いの目を向けたくなったりするのであるが、「花粉症に効く」と書くと薬事法違反になるので、そんなことは書いてない。買う方も半信半疑で買って飲んでいるのである。カプセル剤なんて「健康補助食品」となっているが薬と同じで飲むのが煩わしいだけで、旨くもなんともない。つまりは『おまじない』をしているのである。

 花粉を出さない杉ができたというニュースがあった。でも、今の杉と置き換わって効果が出るのは何十年も先の話であって、筆者が花粉症の鼻つまりの呼吸困難で死んだ後であろう。南無阿弥陀仏(>o<)ハックション

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