戻る コラム一覧 山写真紀行

★★ 靖国参拝問題 ★★ 2004年12月26日

 小泉首相の靖国参拝問題で「続けるべき」「やめるべき」「わからない」の選択肢での電話世論調査の結果を報道していた。結果の数字は覚えていないが、ほぼ3者とも同じくらいだった。

 無神論者である筆者からこの問題をみると、中国も日本も『バカ』としか言いようがない。単に意地の張り合いをしているだけである。強いてどうすべきかを判断するなら、「続けたらどうなる」と「やめたらどうなる」の比較であろう。続けたら中国は相変わらず反発を続け、政治的友好は図れないだろう。やめれば中国の態度はかなり変わり、対中国の諸問題についての話し合いもスムーズに進むと思われるのは明白である。どちらが得かを考えれば「やめるべき」とはっきりしている。参拝を続けてきたのは「なんで中国がこんなことをとやかく言うのか」という考え方の違いと双方の意地の張り合い問題となってしまう。

 よく意地を張り合って仲たがいしている者に対し「もっと大人になりなさい」と諭すことが多いが、この問題もこれと同じ、小泉さん、もっと大人になりなさい。ということになる。損得勘定でみると、おそらくやめた場合に、一部の意地っ張りの国民から「軟弱だ」などとの意見が出るであろうが、今現在「バカ」と言われている相手が入れ替わるだけのことだから、損は無い。あの大きな中国よりも大人になれるのである。

 こんなに単純な事を、複雑な問題にしているのが政治なのだろうか。物事には目に見えない裏が多い。その裏には、政治家や利権者がウヨウヨうごめいていて、何かにつけて儲けようとしているのではないか。

BACK