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私は先日81歳を迎えた。妻を膵臓癌で亡くして4年が過ぎ、独り暮らしを続けている。高齢者の独り暮らしで最も避けたいのが歩けなくなることと認知症だ。いくら長生きしても寝たきりとか意識がなければ人に迷惑をかけるだけで意味が無い。やはり高齢者と言えども曲がりなりにも最後まで人生を楽しみたいものである。私の周りの人達を見ると脳梗塞の後遺症だろうか、杖をついたり、びっこを引きながら歩いている人を見かけるがいつも「ああはなりたくない」と思うのである。
高齢になると、身体に悪い所は何もないという方は稀だ。私自身75歳で悪性リンパ腫にかかり、抗がん剤治療を受けたのだが、その後遺症もあるのだろうが、耳が遠くなり会話が出来なくなって補聴器の世話になっている。また過活動膀胱で1日に12,13回ほどトイレに行き病院で処方された漢方薬を飲んでいるが一向によくなる気配がない。悪くならないのが薬の効果なのかも知れない。関連して夜間頻尿もあって夜間起きてトイレに行くとその後眠れないことも多いので病院で処方された睡眠導入薬を飲むことも多いのだ。また血圧も高く、飲食物に注意を払っているが、これも良くなる気配がなくさらに悪化しないのが良いのかもしれない。
そこで、日課としているのがウォーキングである。可能な限り毎日4000歩ほどは歩くようにしている。週2回の食料の買い出しは量の多い時は車で行くが、マイバッグ1個で収まる時はやや遠方のスーパーに歩いて行くようにしている。また自治会で開催している「歩こうかい」には月1ではあるが1万歩以上長距離歩くので必ず参加するようにしている。歩くことは高血圧・認知症にも有効である。NHKの「あしたが変わる取説ショー」の「高血圧対策エクササイズ」も録画して毎日1~2回は実行している。これもテレビで伝えてたような効果は出ないが悪化しないのが効果なのかなと言うことのようだ。
もう一つの認知症であるが、難聴で独り暮らしで会話が無ければ非常に罹り易い病気である。会話が無いというのは独り暮らしでは避けられないので、その他の対策として認知症予防に良いとされるカマンベールチーズを毎日食べるようにしている。また最近記憶に良いとされるDHA・EPAのサプリメントを摂るのも始めた。そして趣味を持つのも良いと言われるので、晴れておれば毎日のように太陽の撮影を行っている。以前は妻と一緒にカメラを持って山歩きしてホームページに載せるのを趣味にしていたが、それが出来なくなり自宅で出来る太陽撮影に切り替えたのだ。それも太陽の瞬間を捉えるのではなく、Hα太陽望遠鏡を使い6~8時間に亘ってタイムラプス動画で撮影するのだ。結果の処理はパソコンを使って2~3時間かけて行い、それをSNSと自分のホームページに載せている。これらには結構頭を使っているので認知症予防にはなっていると思っている。
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