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★★ 迷惑メール・迷惑電話 ★★
2025年11月25日

 当コラムでは過去に迷惑メールや迷惑電話について何度か述べてきた。

 かつての迷惑メールは売り込みや宣伝が多かったがここ数年は全くの詐欺メールばかりになっている。プロバイダーやメールソフトの対策で9割がた防げるようになったが、犯人側もそれらの対策をすり抜ける策を使い、1割程度は手元に届くようになっている。

 しかし、詐欺師側も馬鹿でどこか抜けているところがあり、詐欺メールと判別ができる。最も確実な判別は発信者のメールアドレスであるが、正規の発信者の@の右側を比較し、1文字でも違っておれば詐欺だと言うことになる。もう一つは誘導するサイトのドメインであるが、メールに表示されるドメインではなく、カーソルをドメインにかざした時に左下に表示されるドメインが正規かどうかを調べる必要がある。詐欺メールならこれが一致しないのだ。

 今、最も危険なのはパソコンを乗っ取られた知人からのメールに添付されたファイルなのだ。パソコン乗っ取りだけでなくSNSアカウント乗っ取りも同様だ。知人からのメールで写真や文書も含めてファイルが送られてくる理由が無いのに届いた時はウイルスや詐欺用のアプリである可能性大なのだ。そんな場合は返信メールではなく電話など別手段でその知人に確認する必要がある。

 もうひとつ迷惑電話であるが、電話はメールよりずーっと前から存在したが、宣伝や売り込みに使われることはあっても詐欺に使われるようになったのは「オレオレ詐欺」以来であろう。

 迷惑電話に対しては今のところ固定電話は高機能電話機にし、番号非通知は受けないことと留守電設定で何とか避けることができる。最近は番号通知であっても番号を偽装してかけてくることが多くなった。そこで電話を掛けてくる可能性のある相手はすべて名前登録しておき、名前表示の無い電話には絶対出ないようにすることでほぼ100%迷惑電話を防止出来る。これはスマホでも同様だ。

 このようにする人が増えるとNHKなどが行っている政治に対する電話アンケートは成り立たなくなるだろう。これはご時世柄仕方のないことだ。アンケートは悪人が使えない別の手段を開発していただきたい。


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