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★★ 時間軸の天文学 ★★
2023年10月21日

 筆者は独り身になって、これまで趣味としてきたカメラを持った山歩きで撮った風景・野草の花・野鳥などのネイチャーフォトグラフィーを自分のホームページに載せるという人生目標が無くなってしまった。そこで同じネイチャーフォトグラフィーである夜間天体写真の延長で昼間の太陽撮影を趣味として何とか継続しているのだ。

 太陽撮影は当初、Hα線で光球面の黒点・ダークフィラメント・プロミネンス・フレア・プラージュなどの活動現象をその時点のスチル写真として撮影してきた。当初は眼では観られない太陽活動を観られるだけでも満足していたのであるが、続けている内に次々と変化していく形を動画として捉えてみたくなったのだ。



 そして、WEB学で調べて自分なりに太陽活動のタイムラプス動画作成方法を確立し、晴れれば約8時間の撮影と2~3時間の後処理でプロミネンスやフレアのタイムラプス動画を作成し、自分のホームページとFacebookに投稿して「いいね」をいただいて喜んでいる次第である。

 先日のNHK番組「コズミック フロント」で「時間・空間」を取り上げていた。セシウムを原子時計に使うことにより、138億年で1秒も狂わない時間測定が可能になるらしい。時間は重力の強さで進行に差が出るらしいが、地上とスカイツリーの上での時間進行の差も測定可能になったそうだ。

 そんな難しい理論は筆者には分からないが、天文学の分野では時間軸での取り組みが増えているそうである。正に筆者の太陽撮影に対する取り組みが時間軸も取り入れたタイムラプスで取り組んでおり、私の考え方は天文学の最先端?と同じと言えるのだ。

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