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★★ 老後の夢を見た ★★
2023年09月28日

 筆者は既に老後生活の最盛期を過ごしているのであるが、少し前までは老後という意識は無かった。妻が居た頃は当分の間は妻と一緒にカメラを持って旅行したり、山歩きをしたりで人生後半を楽しむつもりでいたのであるが、2年前に突然妻を膵臓癌で亡くしてしまい、全く想定外の独りぼっちの生活に変わってしまったのだ。

 独居老人は人との会話も無ければ外出することも無い。耳が遠くなったが会話が無いので不自由はしない。外出は食材を買うために週1回スーパーへ行くのと健康のための散歩だけである。スーパーでは全く会話無しで済んでしまう。毎日はもっぱらテレビを字幕付きで観るのと、晴れれば太陽をタイムラプス撮影してその後処理をしてHPとSNSにアップすることで過ごしているのだ。

 こんな生活をしていると特に意識しなくても”老後”ということを考えていたのであろう。だから夢に出てきたのである。夢の内容はどこかの施設の食事会に参加して自分がその中に同調しようと努力しているような感じであった。なんと、その食事会のボスのような人は何十年も前に亡くなっている元の勤め先の初代社長である。その人とは通訳を兼ねてアメリカ出張に同行したことがあった。今亡き人が出てきたということは”あの世”なのかな?

 そろそろ買い物や自炊が出来なくなった時にどうするか考えておかないといけないようだ。

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