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★★ 新型コロナウイルス感染症についての私見 ★★
2022年12月28日

 新型コロナウイルス感染症について、流行初年の2020年で当初私はワクチンが開発されて接種が進めばすぐに収まるものと思っていた。それで、2021年に2回のワクチン接種をしてもう安心と思っていた。実際2021年の10月には感染者数はかなり減ってそのまま収束に向かいそうに思われた。

 ところが何と①ワクチンの効果は持続しない。②ワクチンを接種しても感染する。③一度感染した人でも2度目の感染をする。ということで、ワクチンの効果とは感染した場合に重症化しにくいというだけである。ワクチン接種者でも他人を感染させてしまう。等々で第4波~第8波と波を繰り返し、後になるほど感染者数が多くなるという状況が続いている。

 筆者は2020年に悪性リンパ腫の化学療法を受けたという基礎疾患のある後期高齢者ということで、感染すれば重症化し易いため、ワクチンは5回目まで出来るだけ早期に接種を受けてきて、外出時は必ずマスク着用で買い物に出かけて買ってきた商品はすべてアルコール消毒するという非常に厳重な対策をしてきた。

 ところが、妻の遺骨の納骨式で食事会をしたのだが、小学生の孫のひとりが学校で感染させられていたようで、食事会の時は無症状だったのが、その夜に発熱し、検査で陽性と判明したのだ。食事会は換気を良くし、筆者は孫と濃厚接触をしなかったつもりであったが、食事会の2日後から37.2℃の発熱があり、喉が痛んだ。孫の家族6人は全員発熱しコロナ陽性になったのだ。となれば筆者の発熱はコロナによるのは間違いない。注意しながら体温測定をしていたところ、最高37.9℃という3日間の微熱で済み、その翌朝には平熱になっていた。おそらく5回目のワクチン接種から1ヶ月以内の感染だったので軽症で収まってくれたようである。

 もうすぐ正月である。コロナ禍で2020年以来家族全員が集まるというのを自粛してきたのだが、家族全員が感染済みとなってしまった状態では家族の中で感染する心配は無くなったことになる。それなら正月は集まっておせちを祝おうということになったのだ。

 結局国としても感染しないように緊急事態宣言を出しても一時的に感染者数が少し減るだけで、解除すれば必ず次の波がくるということで最終的には国民全員が感染してしまえば収まるのではないかという考え方に移行していきそうな感じがする。死者数を減らす対策だけになるのではないだろうか。

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