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★★ 雪道でスリップ事故 ★★
2018年10月13日

 当サイトで掲載の「冬季万座温泉」へ行った時だが、凍結雪道でスリップ事故を起こしてしまった。幸いにも身体にも車体にも傷を負うこともなく、脱出できたが反省するところ大である。
 筆者は18歳で普通免許取得以来、自分が原因で事故を起こしたことはなかった。車の修理が必要な事故は3回経験したが、それらはすべて相手側に80~100%責任がある事故で修理代は相手もちであった。

 場所は鬼押ハイウエイの鬼押出の先である。前日は雪で、当日朝はかなり冷え込み山の木は霧氷で真っ白になっており、道路に表示されている気温は-8℃だった。道路は除雪されているが、凍結してアイスバーンになっていた。比較的急な下り坂で、アクセルを踏まなくても60~70kmのスピードが出てしまう場所である。先がカーブになっていたので、エンジンブレーキモードにシフトダウンしたのであるがスピードが下がらず、スリップしてフラフラした。あれれ!とブレーキを踏んだのだが、余計スリップしてしまった。強くブレーキを踏むとスピンしそうなので、強く踏めないまま、あまり速度が落ちない状態でカーブにさしかかってしまったのだ。カーブに合わせてハンドルを切ったが曲がらない。そのまま除雪で積み上げられた雪の土手を突き破って、ようやく曲がって停止した。

 そのまま前進できるかなと試みたが、前にも後ろにも全く動かない。車から降りて見てみると、雪と落ち葉に埋まった状態である。雪の土手を突き破ったのでフロントガラスは雪で前が見えない状態である。手袋をはめて、前輪前後の雪や落ち葉を取り除いて前進後退を繰り返してみたが、全く動かない。再度タイヤ前後の雪を取り除いて前進後退を試み、これを5回ほど繰り返したら、10cmほど動くようになった。30cmほど後退出来たので、勢いで前進すれば脱出できるなと思ったところで、後から来た軽トラックが脇に止まってくれた。おそらく手を貸してくれそうな感じだったのだが、いける!とそのまま前進したら脱出できた!。止まってくれた軽トラには手で会釈してそのまま走った。すぐ後の交差点で反対方向に曲がったので、お礼を言うチャンスも無かったのだが、親切な人もいるのだなと実感した次第である。

 写真はその現場を帰りに撮影したものである。これを見ると雪にほぼ直角で突っ込んだ前輪のスリップ跡は残っているが、後輪の跡は付いていない。突っ込んだ瞬間は既に車体は右に向いていたはずである。
 この写真を見て気付いたのであるが、ブレーキを踏んでも後輪には全くブレーキがかかっていないということである。冬タイヤなので後輪にもブレーキがかかっておればもっとスピードは落とせたはずである。そうだ!アクアはハイブリッド車でブレーキも電気ブレーキなのだ。時速5km/hまでは電気ブレーキで前輪にしかかからない。

 今回のスリップ事故の反省としては、冬タイヤを過信し過ぎたことと、ハイブリッド車は前輪にしかブレーキがかからないということである。もしかしたらスピン覚悟でもっと強くブレーキを踏んでおれば後輪にもブレーキが効いてスピードを下げられたかも知れないということでした。

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