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★★ ネットショッピングでの問題 ★★ 2013年6月10日

 最近の当コラムはマイナス思考の記事が連続しているが、また嫌な内容の記事になってしまった。

 筆者はパソコン関連やカメラ関連商品は殆どネットショップで購入している。理由は@価格の安い店を選べる。A夜間でも注文できる。B納期が早い。C普通の店に置いてない商品でも注文できる。ということである。

 つい最近、膨大な写真データを保存管理するために、LAN対応の外付けハードディスクと、Windows8Pro搭載のタブレット・ノート兼用パソコンを注文した。ハードディスクはBuffaloのLinkStation LS-WV4.0TL/R1J、パソコンはMicrosoftのSurface Pro 256GBである。どちらも注文時に問題が発生したため、上記「B納期が早い。」の利点が活かせず、まだ商品は受け取っていない。

 まず、ハードディスクであるが容量が4TBと超大容量であって、出先からもストレッジサーバーとして使え、ミラーリング(RAID1)モード対応というものである。価格コムで名前の通ったリーズナブルな価格の店を選び、注文を入れた。ところが、納期5営業日内となってたはずが、メーカー在庫切れで次の入庫まで2週間以上要するとのメールが入った。このメールでは@入庫まで待つか、A類似の別商品に切り替えるか、Bキャンセルするか、の選択肢であったが、あまり急いでいないので待つということで返信した。ネットショップでは注文時点で配達日時が分かるものであるが、予想外の注文結果である。メーカー直販サイトで調べてみると納期が2〜5週間となっており、最悪5週間も待つことになってしまった。おそらく筆者が注文した直前にメーカー在庫がゼロになったものと思われる。普通はメーカーは欠品を起こさないように生産管理をしているはずである。人気が高く予想外に多く売れたのか、何か問題が生じて対応に時間がかかったかであろう。ネットで調べてみたがそれらしき欠品の理由は見つからなかった。メーカーにとって不利な情報は発信しないようにしているのだろう。

 次のパソコンであるが、これはMicrosoftがこの6月7日に日本で発売したものである。Windows8の機能を活かしたパソコンということになるとやはりタブレットタイプということになるが、純粋なタブレットというと従来のアプリケーションがフルに使えないとか処理速度が遅いとか問題がある。ところがこのSurfaceProではノートパソコンと同じCPUを備え、キーボードを使えば普通のノート型パソコンと同様に使えるということで、写真撮影旅行に携帯して使えるし、自宅でノートパソコンとしても使えるのである。

 そこで筆者はこのパソコンの発売日に発注した次第である。マイクロソフトのメーカー直販なら在庫不足という問題はないだろうと、MicrosoftStoreに注文を入れた。発売直後のため価格はどこで買っても同じだ。ところが、発注手続きを普通に進めて最後の[注文の完了]ボタンをクリックしたところ、普通のショップなら「お買い上げありがとうございました。」という画面が出て、注文番号なども同時に出るのであるが、これが出ず、注文した最初の画面に戻った。すぐに注文確認メールが届くはずだと待ったがこれが来ない。サイトの筆者のアカウントを調べても、注文履歴が出て来ない。金曜日の夜のため、問い合わせの電話を入れようとしても時間外である。しかたなく、WEBでの質問を入れてみたが、回答は2営業日以内ということで、すぐには回答はもらえない。もしかして詐欺サイトに誘導されたのではないか、と疑ってみたが、注文時に入力した住所やクレジットカード情報は正規のサイトの筆者アカウントで確認できるので詐欺サイトではなさそうである。仕方なく、注文3日後の月曜日に電話を入れてみたが、注文記録が残っていないとのこと。クレジットカード会社に問い合わせて金額が引き落とされていなければ注文が成立していないということで再度注文を入れて欲しいとのことであった。クレジットカード会社に問い合わせをしてみると、注文をした同時刻にカードの確認が入っているが、金額の引き落としは無いとのこと。結局、注文は成立していないと判断し、再度注文を入れてみた。今度は[注文の完了]ボタンをクリックすると「お買い上げありがとうございました」の画面が出て注文番号も確認できた。少し遅れて確認メールも入り、サイトの注文履歴にも注文品が表示された。ところが、注文日付を見ると1日前の日付ではないか。もしかして2重注文になったかもしれないということで、再度問い合わせ電話を入れてみた。結局、アメリカの会社のため、注文日時はアメリカ中部標準時が使われるため16時間の時差があるためであるとのことで2重注文にはなっていないことを確認できたのである。

 しかし、注文した相手はMicrosoftStoreである。ソフトウエアの世界一の企業マイクロソフトの販売会社である。それなのに、ネット販売用のソフトがこんなチャチなものでよいのだろうかと疑問に思えた。人気パソコンの発売日のため注文が殺到したため、筆者の最初の注文が不成立になったと考えられる。さらに注文日にしてもなぜ日本の販売会社でサイトも日本語表示にしているのに、日本の標準時に変換できないのか、また住所・氏名の表示にしてもアメリカ式の順序で表示され非常に気分が悪い。こんなのはネット販売ソフトを日本語対応版に変換する際にきちんと日本式表示順に変換すべきである。大した手間ではないのになぜやらないのか。

 筆者は以前からマイクロソフトは嫌いな会社であったが、さらに嫌いになった。それでもマイクロソフト製品を買わざるを得ない自分が情けなくなった。

 ここで購入するストレッジやWindows8パソコンが有効活用できた暁には良い結果を当コラムで報告したいものである。

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