HOME 戻る コラム一覧 山写真紀行

★★ またもやパソコンが故障 ★★ 2012年10月30日

 今朝、筆者がパソコンを使おうと、デスクトップパソコンの電源を入れたところ、ピッピッピッピッピッピッピッ・・・・と音がしてモニター画面は真っ暗のままであった。音源はパソコン本体からである。このパソコンは2006年に購入したWindowsXPのものである。既に6年以上使ってきたので寿命が来ても仕方のないものでもある。「またもや」というのは、筆者にとってパソコンの故障というのは、会社務めの頃は社員への配布パソコンで何十回も経験しているし、筆者個人のパソコンでも数回は経験している。

 「いよいよ故障の兆候が出始めたな」「でも、まだバックアップを取っていない大切なデータもあるのにな〜」なんて軽い気持ちで、一旦電源スイッチの長押しでOFFにし、再度ONにしてみた。今度は何とか立ち上がった。「よし、今のうちにバックアップをとっておこう。」と作業に取りかかろうとした。メールが入っていたので先にメールチェックをしていると、またピッピッピッピッピッピッピッ・・・・と鳴って画面が消えた。「おい、おい、おい、まだバックアップは取ってないんだよ。もう少し持ちこたえてよ。」と、再度電源の入れ直しをやったが、Windowsが立ち上がった途端にまたもやピッピッピッピッピッピッピッ・・・・で画面が消えた。「おおっ、これは重症だな。」と不安になりながら、数回電源OFF→ONを繰り返してみたが、回復する兆しは全くない。

 幸いにもというか、長年使ってきたデスクトップパソコンもそろそろ寿命だからと、今春にノートパソコンを購入(以前のコラム「買ったパソコンに欠陥」で書いた買い替え後のパソコン)していたので、これを使ってインターネットでこの故障について調べてみた。すると、「パソコン本体のビープ音が鳴るのは、パソコンが何かの異常を感知して警告しているだけなので、深刻な故障ではない可能性が高い。」とのことであった。その異常には、@本体内にホコリが溜まって冷却不良になっている、Aメモリーの異常、Bキーボードなどの接続機器との接続不良、CBIOSが書き換わった、などが考えられる。Bは以前にも経験しているのですぐに調べたが異常はない。Cを引き起こすようなことはしていないので、原因は@かAであろうと思われた。

 早速、パソコン本体から接続ケーブルを全部抜き取り、新聞紙の上に置いて蓋を開けてみた。ホコリで真っ黒だろうなと思ったがそうでもない。マザーボードにふわ〜とホコリがふりかかっている程度であった。しかし、CPUクーラーのファンの裏にだけはすごく大量のホコリが溜まっており、CPUクーラーのアルミ製フィンの隙間を半分以上も塞いでいたのだ。「原因はこれだ!」と断定でき、「これをきれいにすれば直る。」と思われた。

 そこで、掃除機と使い古し歯ブラシを準備し、掃除機で吸ってみたが、こびりついたホコリはなかなか取れない。徹底してオーバーホールしようと、CPUクーラー、電源ボックスを分解し、隅々まで掃除機で吸いながら、歯ブラシでこすってきれいに掃除した。念のためにメモリーも揺すって接触不良が無いようにしっかり取り付け直した。BTOタイプの図体の大きいデスクトップパソコンのため分解や組み立ては比較的やり易い構造になっている。

 分解掃除を終わって、ケーブル類を接続し直し、電源を入れてみた。「ばんざーい!」今度はビープ音は鳴らずに立ち上がった。筆者の写真などの大切なデータはDVDにバックアップを取った。その後数時間が経ったが、異常は出ていない。故障の原因はホコリだったのだ。でも、これからはいつ壊れてもいいようなバックアップ体制を取って置くことにしよう。

BACK