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★★ 10年続いた「山写真紀行」 ★★ 2011年05月04日

 当ホームページ「山写真紀行」のトップページのアクセスカウンター横にはSince May 5, 2001と記載している。2001年5月5日に当ホームページを開設したのだ。今年はもう2011年で正に10年間継続したのだ。

 5年目の時に当コラム「このページはみつかりません」で、個人運営のホームページを永く継続するのは案外難しいものだと書き、筆者は「5年間継続したぞ」と自画自賛したものである。それが、ここで10年間継続という大きな節目を迎えた。「我ながらあっぱれ!」ともう一度自画自賛させていただく。

 省みると、10年前はまだ電話回線で64KBPSという回線速度でインターネットに接続する時代であった。あまり長時間接続すると電話代が高くなるので作ったページをアップロードするのにも確認をするのにも時間を気にしながらいかに短時間で用を済ますかに精力を使ったのである。タイトルの「山写真紀行」に合わせて山の風景や花などを載せたのであるが、観てもらいたい800×600ドットの大きな写真では1枚表示されるまでに時間がかかったため、これでは観てもらえないと、泣く泣く640×480ドットに縮小するなど苦労したことが思い出される。

 インターネットの技術の進歩はすごいもので、瞬く間にISDN、ADSL、などを経て、現在は100MBPSの光通信である。800×600ドットの写真を何十枚も貼ったアルバムページも瞬時に画面に出て来る時代になった。筆者のページではまだ動画は取り入れていないが、ハイビジョンの動画もストレスなく観られるようになっている。

 個人のホームページが途中で消滅する理由として、前回は更新頻度=コンテンツの問題を挙げたが、問題はそれだけではないようだ。10年間継続となると、仕事との係わり、家族との係わり、健康との係わりが大きな要素になってくることを悟った。仕事については重要なポストに就いて忙しくホームページどころでは無くなる場合もあるだろう。筆者の場合は定年退職したのでこれについては有利な方向に転じた。家族との関係でも新しい家族が加わる場合もあれば、悲しい死別があるなどで挫折することもあるだろう。筆者の場合は息子二人が所帯を持って巣立って行ったのでこれも有利な方向に転じた。健康については筆者のように高齢者と呼ばれるようになると10年以上健康であり続けるのも容易ではないようである。筆者の知人で個人ホームページを運営されていた方が昨年二人亡くなられた。筆者の場合は何とか健康は維持しているものの、「山」へ行く頻度は確実に低下している。そろそろタイトルの書き換えを考える時期かもしれない。

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