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★★ どうでもよい事を調べる ★★ 2007年04月14日

 GoogleやYahooを使ったWeb検索では、何でも調べられる。どうしても知りたい有意義な事は勿論であるが、普通の百科事典には載っていないようなどうでもよい事も調べられるのが面白い。

 知識には、常識として知っていないと恥をかくような必須の知識もあれば、必須ではないが知ってためになり、何かちょっと賢くなった気がするような知識や、どうでもよい知識、むしろ知らない方が良いような知識などいろいろある。

 今回は『筆者にとってどうでもよい知識』(もしかしたらある人には重要な知識かもしれないので)を扱ってみた。今でもあるのかどうか知らないが、『子供電話相談室』というのがラジオ番組にあったが、子供にとっては『なぜ』『どうして』という疑問がすぐ浮かんできてそれを知ることにより知恵が付いていくのであるが、大人になると好奇心も何も無くなり、疑問が浮かばなくなるものである。脳みそを使わないでいると、ボケの原因になると言われる。脳みそをいつまでも若くしておくには子供のような疑問を持つことが必要ではないだろうか。

 『どうでもよい事を調べる』といっても一体何を?と具体的な言葉すら浮かばないものである。このあたりから日頃の訓練が必要になってくるかも知れない。しかし、インターネットを使っていると、このような訓練も可能になり、調べ物は即解決できるので有り難いものである。

■先ほどの『子供電話相談室』は今でもやっているのか?
『全国こども電話相談室』としてTBSラジオなどJRN各局で毎週日曜日朝9:00〜9:55でやっています。1964年7月13日放送開始の長寿番組です。

というように、疑問を疑問と認識することが重要ですね。そうすれば、片っ端から疑問が生まれるものです。検索に使う「Google」についても、「検索エンジン」として知っているが、それ以上の詳しいことは聞いても難しいから判らないというのが普通の人の知識である。

■Googleって名前はどんな意味なのか?
Googolからきている。10の100乗だそうだ。宇宙にも存在し得ない無限大の数字。それくらい多くの情報を集めたいということ。

■それではyahooは?
Yahoo!の名前の由来は「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」(またも登場した階層的かつお節介な神託)の略だといわれているが、「yahoo」(『ガリヴァー旅行記』に登場する野獣の名前が由来)は「粗野な人」という意味がある。スタンフォード大学の学生2名が、インターネットの使用にあたって、アドレスをさがす便利な機能(召使)として作成したシステムにその名をつけた。

という具合に次々と疑問を拡大して調べていくと、結構暇つぶしになり、何か脳みそが若返ったような気分になるものです。こんなことは知らなくても不便は無いし、知っているからといって誰も尊敬してくれない知識ですが、面白いものです。さらに疑問を展開する。

■Googolが10の100乗で無限大の意味なら、日本語の数の単位はどこまで存在するのか?
単位は一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、杼(正しくは禾+予)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数、で千無量大数が10の71乗である。これらはすべて中国からきた単位である。
お金では兆までが存在し、天文学的数字として京までは使われることがあるが、それ以上は滅多に使われないし、聞いても全く感覚が判らない。結局知っても意味が無いが、一応単位として存在するということである。

■では身近な計算機でいくつまで計算できるのだろうか?
普通の電卓は8桁で億未満までしか使えないので会社の経理では無理。事務用の電卓なら12桁なので兆未満、大企業の売上や国の予算ではオーバーフローしてしまう(兆に達する計算を電卓でやることは無いでしょうが)。表計算ソフトのエクセルでは15桁(数百兆)までしか正しく計算されず、それ以上は指数表示になってしまう。パソコンのWindowsに付いている電卓では32桁まである。ということは上述の単位で溝未満までは計算可能である。

■そろばんは大した桁数を扱わないのに、どうしてあんなに横長?
そろばんは23桁とか27桁が一般的に使われる。
そろばんの桁数を全部使うような数を扱うことは有り得ない。桁数が多いのは、掛け算や割り算をする時に、問題と答えを左、真ん中、右と場所を変えて使ったりするため。一時メモリーとか、計算域を場所で使い分けているのですね。

・・・・といった風に連想ゲーム風に次々どうでもよい事を調べていってはいかがですか。結構楽しいものですね。

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