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★★ 新聞紙 ★★ 2007年03月24日

 「朝日新聞asahi.com」の「今日の朝刊」の無料のニュースサービスが2007年3月4日で終了した。社説と天声人語だけが残った。筆者は毎朝ここでニュースを見て重宝していただけに残念でならない。仕方なく、「Yahoo!ニュース」「Googleニュース」「読売新聞」等に移行しているが、数年間も読み慣れた画面が変わるとどうも違和感があってなじめず、次はどれでニュースを読めばよいのか色々選択中である。

 自宅で朝日新聞を購読しているが、朝はざっと見出しに目を通すだけで、読む暇がない。早めに出勤して始業までの間にネットでニュースをじっくり読んできたのである。

 サービスの終了について、文句は言えない。提供する側も無料で提供することにより、本来の新聞の購読を止められたら食っていけなくなるであろう。ネットで見たければ、有料サービスに入ればよいのである。しかし、新聞購読とネットの有料サービスの両方となると経済力から無理であるので購読を止めるしかない。ところが、新聞の購読を止めるには現状ではちょっと抵抗を感じる。理由はニュースや天気予報、広告も含めた紙での情報の入手手段が無くなるということがある。テレビではスイッチを入れた時にこちらが知りたいニュースを放映しているとは限らない。パソコンは起動に時間がかかるので、ちょっと見たい時には使えないからである。

 もうひとつの抵抗感の理由に新聞紙の紙としての利用がある。考えてみると結構色んなところに新聞紙を利用しているものである。畳の下に敷いたり、押入れの下に敷いたり、これで袋を作って温めた塩を入れて湯たんぽ代わりに使ったり、襖のした張りに使ったり、ペンキ塗りで床のマスキングに使ったり、丸めてゴキブリたたきに使ったり、溜まれば縛って表に置いておくとトイレットペーパーに変わっている・・・・等など、いつでも必ず同じパターンで存在する新聞紙は重宝するものである。紙が必要なら買ってくればもっと安く買えるのであるが、ゴキブリを見つけた時にたたく物が無いからといってそれから文房具店に行って何か紙を買ってこれるわけがない。まずゴキブリたたき用の紙は売っていない。たたいた紙には潰れたゴキブリの汁が付くので即ゴミ箱に入れるのだが、いつでも捨ててよいような紙は読み終わった新聞紙ぐらいしかないのである。

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