★★ やっとニュートンリングは消えたけど ★★
2020年11月09日
QHY5P-ⅡMカメラのテストで出た縞縞模様はニュートンリングだと分かり、その対策を試してみました。先ずはカメラのフィルターとセンサーの間で起こっている現象のようなので、カメラについている保護フィルターのようなものを外してみました。でも全く改善されず、モアレの原因は分からないまま、カメラを傾けることをやってみました。最初は少しだけ傾けてみましたが、完全には消えず、さらに大きく傾けたところ、やっとニュートンリングは消えました。
カメラのスリーブを外して、アイピース口とのガタを利用して傾けて、ガムテープで止めています。
傾きはこの程度で、2度程度は傾いたかなと思われます。ただ、この傾きを今後安定して維持したり、バローレンズを入れたり出来るのかなと、かなり心配です。
ここに付けられるスケアリングアダプターがあるのか、それを付けた場合に合焦するのか分かりません。
【撮影データ】SkymemoS、自由雲台、微動雲台、CoronadoP.S.T.、QHY5P-ⅡM、SharpCap、Capture Area=2592x1944、Colour
Space=MONO8、Output Format=AVI、USB Traffic=0、Speed=1、Frame Rate Limit=Maximum、Gain=10、Exposure=0.63ms(光球面)、20ms(プロミネンス)、100frames、AS!3-Wavelet、Photoshopで調整し、合成
黒点部分を切り出し、等倍拡大、強調処理しました。
今後、QHY5P-ⅡMカメラでの安定した撮影に不安があるため、3Xバローレンズ+ASI294MC-PROでも撮影しようかとこちらも使ってみました。
【撮影データ】SkymemoS、自由雲台、微動雲台、CoronadoP.S.T.、3Xバローレンズ、ASI294MC-PRO(無冷却)、SharpCap、Capture
Area=4144x2822、Colour Space=MONO8、Output Format=AVI、USB Traffic=0、Speed=1、Frame
Rate Limit=Maximum、Gain=100、Exposure=0.013ms(光球面)、0.14ms(プロミネンス)、100frames、AS!3-Wavelet、Photoshopで調整し、合成、トリミングあり
こうして見ると、モノクロの方がコントラストがあってプロミネンスや光球面模様がよくわかります。カメラはASI294MC-PROの方がずーっと高感度なので露出時間も短く速く撮影出来ます。
当初からのもくろみではQHY5P-ⅡMを使うつもりでしたが、ニュートンリングという思いがけない障害が出てしまった次第です。ASI290MCやASI294MC-PROではまったく問題無いのになぜQHY5P-ⅡMにニュートンリングが出たのか?ハズレカメラだったのかな?
キャプチャーソフトをFireCaptureに変えるというのもやってみましたが、ニュートンリングに対しては全く差はありません。AVIでの保存速度が遅くなることがあるので、SharpCapの方が良さそうです。