★★ コロナド P.S.T First-Light ★★
2020年10月16日
曇りのはずでしたが、うろこ雲で太陽が出たり隠れたりしていたので、落ち着いては出来なかったですが、コロナドP.S.T.の最低限のテストが出来ました。一応覗いて見えたのでFirst-Lightとしておきます。返すほどの初期不良は無いようでしたが、期待したような見え方ではありません。
まずは付属のplossel18mmアイピースを付けてテスト開始。導入や導入後の微調整し易いように微動雲台も付けました。
導入はいたって簡単、望遠鏡の影で合わせると、ピンホールファインダーに太陽が入るので、後は微動雲台でファインダーの中心に持ってくればアイピースを覗くと赤い丸が見えました。雲があるのでピントノブを回してもピントの山を見つけられません。
周辺部を見てみましたが プロミネンスらしきものもありません。眼視では自分の眼球内のゴミが見えてしまいます。コントラスト調整リングを回してみましたが見え方に変化はありません。雲越しなので駄目なのかなと諦めてまずはスマホコリメートを試みました。ユニバーサルアダプタで付けようとしましたがスマホに写る位置が非常に微妙で少しでもズレるとケラレてしまい安定してスマホコリメートを使うのは無理だと思われました。また写る像も小さいので使えそうにありません。上右の写真がスマホコリメートで撮った物ですが下半分はブロッキングフィルターでのケラレです。スマホのピント機能も効いていません。
次に、ASI290MCカメラを31.7φアダプターで付けてみましたが、予想通り合焦しません。そこで、アダプターを外して径は合わないけど、直接アイピース口に被せるようにして粘着テープで留めてみたところこれは何とか合焦しました。
この状態でSharpCapでキャプチャーしてみました。ASI290MC直焦では太陽全体像が入りません。またSharpCap画面で上下が均一ではありません。これはエタロンフィルターのチルト(コントラスト調整リングによる)の影響のようでP.S.T.を使った撮影での最大の問題のようです。中間に調節すれば全体が均一になるのかもしれません。
AVIでキャプチャーすると太陽面に全く模様が無いので、AS!3でもRegistax6でもスタック失敗します。
1枚ものならいけるのかな?とPNGで撮ったものがこれです。
画像処理してもプロミネンスもな~んも出てこない。今日は太陽活動が無いのか?
モヤモヤは雲です。
次の撮影機会にはバローレンズを使ってASI294MCで合焦するかどうかも試してみます。あと拡大撮影法が可能かどうかも試してみます。