今日も昨日同様雲量予報は良くなかったのですが、目立った雲がなかったので撮影。薄雲が薄くなったり濃くなったりの繰り返しでした。
Nikkor300mmf2.8をf5.6に絞ると様子が異なるので、再度その検証を行いました。はっきりした2重構造ではなくなり明るい星は大きくならず光条が出ますが、画面中心から放射状に赤と青がズレる現象が見られました。しかし仕上がった画像ではあまり目立たないので、絞り解放よりもf5.6に絞った方が良いのかなというところです。絞ると露出時間が長くなるのでオートガイダーを使いました。
M31アンドロメダ銀河
[撮影データ]さいたま市、EQ6R赤道儀、オートガイダーTOUP75GSS、Nikkor300mmf2.8をf5.6、QuadBPフィルター、ASI294MC-PRO_0℃、SharpCap-PRO、Dark適用、1min-33fr、2min-20fr、4min-22fr、5min-17fr、10min-5fr、総296min、ステライメージ8で処理、Flat適用、トリミング無し
QuadBPフィルターを使った場合、薄雲越しに撮影すると赤みが強くなります。
ここで、一旦過去を振り返って、天体撮影を始めて以来、光害地の我が家から撮影したM31アンドロメダ銀河の変遷を見てみましょう。
初めての撮影は、2015/12/5 スカイメモSを使ったもので、見えない天体なので、導入すら難しくズームレンズ広角で捉えて400mm相当で撮影したものでした。
その翌年 2016/12/30 自動導入EQ5GOTO D5500 500mmで何とか渦っぽいのが撮れました。
その翌年 2017/10/10 CLSfilterとSI8導入で多数枚コンポジットでここまできました。
その翌年 2018/10/29 Nikkor300mmf2.8 LPS-D1filter ASI294MC-PROカメラ導入でようやくアンドロメダ銀河らしくなりました。その後今日に至ったのはEQ6RとQuadBPフィルターの導入によります。