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★★ 月齢22.1下弦の月 屈折+QBPフィルターでの星像 ★★
2019年09月21日
 今日は雲が多い予報で撮影予定は無かったのですが、就寝前にふと空を見ると、何と晴れて下弦の月がきれいに見えていました。とりあえずFinePixS1手持ちで撮影しました。

月齢22.1

18フレームをステライメージ8でスタック 

前から気になっていたNikkor300mmF2.8+QuadBPフィルター使用時の星像の二重構造の問題ですが、FaceBookのデジタル天体写真グループに投稿して大勢の方より回答コメントをいただき、原因はQuadBPフィルターが透過する輝線Hα, SII, と Hβ, OIIIでピント位置が異なることによる現象であることがはっきりしました。
LPS-D1フィルターの場合
QuadBPフィルターの場合

右はNikkor300mmf2.8の絞りをF5.6まで絞ったものです。2重構造の星は少し小さくなりましたが2重構造は残っています。明るい星は光条がはっきり出てごまかしが効いたという感じです。
絞ったことにより、露出時間が4倍になるのを考えるとどちらが良いのか悩ましいところです。
QuadBPフィルターの場合 F5.6に絞ると
この解決策としては、最近出てきたRASA8 F2 400mmなど短焦点反射を使うか、比較的新しく明るい屈折望遠鏡を使うということになります。どちらにしても25万円程度の高額商品なので私には当面購入は無理です。カメラレンズでも新型ならこの問題は出ないかもしれないという希望的コメントもいただいたので、私の持つカメラレンズで比較的新しいレンズをテストしてみることにしました。
カメラレンズならデジタル一眼を使えば良いのですが、ニコン用のフィルターは販売されていないので、フィルター挿入可能なASI294MC-PROを使うことになります。
ところが、新しいレンズだと、絞りが目いっぱい絞った状態になってしまいます。そこで次のような対策をしました。
2mm厚プラスチックをL字型に切って絞り開放状態になるように差し込みました。色が白いのは…
組み上げ状態 不安定なので実際に使うときは受け台も付ける予定
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