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★★ 間違っていた極軸合わせ ★★
2019年07月20日
 赤道儀をEQ6Rに変えて、極軸望遠鏡の設定も行って狂いが無いことを確認して、北極星で極軸を合わせてきました。ところが、ワンスターアライメントでピッタリ合わせているのですが、目的の天体が基準星から少し離れると、ピッタリ写野の中心に入ってこず多少の補正が必要でした。焦点距離が長く、小さいイメージセンサーだと写野にも入らないこともありました。これまでは「そんなものかな」と思っていたのですが、我が家のバルコニー角の設置では子午線越え反転があるとファインダーが使えないので、写野に入らないと大変です。そこでもう少し精度が上がっていいはずだと思い始めました。
 極軸合わせで、ちょっとズレているかもしれないと思われたのが、極望レチクルでの垂直合わせです。これまでは両目を使って極望レチクルの0-6と建物の垂直壁面が平行になるようにしてきましたが、少し離れているので、完全に平行かどうか疑わしかったので、極望の中心で垂直が分かるようにしようと、写真のような紐の先に五円玉をぶら下げたものを極望の中心付近で見ることが出来るようにしました。
 すると、離れた建物の壁面と紐でははっきり角度が異なりました。赤道儀の隣から撮った写真でも紐を垂直にすると、壁はハの字に傾いています。下から見上げるので当然と言えば当然ですが、これまではこの壁面に極望レチクルの0-6を合わせてきたのです。当然ながら微妙にズレたはずです。極望から見ると紐はボケていますが、垂直合わせには支障はありません。
 これで、北極星を使って極軸合わせをすれば、完璧に合わせられることでしょう。




 極望を覗いた写真を撮ってみましたが、昼間だとうまく撮れない(夜だともっと駄目)ので図を描いてみました。
 覗くとこんな感じです。
オートガイドで偏る傾向とか、PECで偏る傾向があったのはこのせいだったのでしょう。PECトレーニングはやり直さないといけませんね。
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