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★★ EQ6R赤道儀の設置対策その4 設置完了 ★★
2019年06月20日
完成したEQ6R用バルコニー設置台です。極軸合わせの棒は三脚から外して取り付けました。横ブレ防止のため、考えられる色んな強化策を講じました。T型金具もそのひとつです。

バルコニー手摺に取り付けた状態です。一見、以前のEQ5GOTOの時とあまり変わらないですが、変えたところは、EQ6Rでは極軸望遠鏡の位置が高くなったため、北極星が庇に隠れないよう、東側に25mm移動しています。上に載る質量が約15kgから約43kgに28kgも増加するのであらゆる部位を強化しました。①縦の柱は太いものを1本追加②180φ鉄製の機械加工台座を使用③T型金具を使用④補強材を2ヶ所追加⑤赤道儀固定ネジはW3/8からM12に太くなっています。

台の裏側はこのようになっています。

鏡筒を北天に向けた状態。ここだと北天の東半分が撮影可能範囲となります。

南天に向けた状態を1階から

北極星で極軸合わせができるかどうかはまだ確認できていません。EQ6Rを取り付けた状態は一応計算上北極星の方向を向いているのですが、これが正しければ庇よりも僅かですが東側に出ているので+位置に北極星が見えるはずです。夜晴れたら確認します。(→夜少しの間だけ北極星が見えたので極望で見えるかどうか確認したところ本当にギリギリですがOKで、極軸合わせができました)

私が持っている一番大きく重い鏡筒を付けてみました。バルコニー床面から最上部まで2m30cmもあるので踏み台では足りず脚立を使いました。

基本的にはEQ6Rはこの場所に常設とし、鏡筒のみ撮影に応じて取り替えます。EQ6Rを常設するということは、何らかの雨対策、真夏の熱対策をしなければなりません。以前はゴミ箱をかぶせましたが、EQ6Rがそのまま入るゴミ箱があるのか、探した結果がこれです。大きいけどほぼピッタリサイズのものがありました。紐で縛って固定します。これなら雨でも大丈夫です。


設置2日後です。まだ本番使用していないのに雨に降られています。
ゴミ箱がちょっと傾いています。取付方法を改善していくつもりです。
この位置への設置では問題点もあります。撮影対象が子午線越えした場合にファインダーを覗くことができません。そのためオートガイダー兼用の電子ファインダーを利用します。
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