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★★ 三つ子銀河 マルカリアンチェーン ★★
2019年03月08日
今夜は安定して晴れてくれました。
前回Tamron200-500mmの500mm+ASI294MC-PROの組み合わせを使ってみたのですが、結果に不具合が出たので再度試してみました。

しし座の三つ子銀河 画角的には500mm+4/3”(1000mm相当)で丁度よさそうです。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Tamron200-500の500mm、F6.3、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=150s、png41frame、総102.5min、SI8&Photoshop、Flat適用、VignettingReduser使用、トリミングなし

マルカリアンチェーン 昨年3月と5月にNikkor300mmf2.8+D5500で撮ったものは銀河の広がりが殆ど見えなかったのですが、今回はQuadBPフィルターのおかげでしょうか銀河らしくなりました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Tamron200-500の500mm、F6.3、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=180s,300s、png33frame、総105min、SI8&Photoshop、Dark、Flat適用、VignettingReduser使用、トリミングなし

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Tamron200-500の500mm、F6.3、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=180s,300s、png25frame、総85min、SI8&Photoshop、Flataide使用、トリミングなし

Tamron200-500mm使用で大きな問題が二つ出ました。一つはフラット画像を適用しても、中心部に明るい部分が残ってしまうことです。それでFlataideを使ってみたのですが、完全には無くなりません。そこで、Photoshopのダスト&スクラッチで星像消去したフラットマスターを使ってVignettingReduserを使ったところ完全にフラットになりました。二つ目は対象が天頂近くになるとオートガイドが正常でも星の位置が次第にずれて5分露光では星が流れてしまいました。これまでこの現象が出たのはガイド鏡の取付の問題だったのですが、Tamron200-500mmの場合は目一杯ズームを繰り出しているのと三脚座の幅が狭いためレンズ鏡筒そのものが撓んで、天頂部に向かうにしたがって撓みが無くなるため星がずれていくのではないかと推察されました。
天体望遠鏡ではなく、長焦点カメラレンズを使うことによる致命的な問題と言えるでしょう。
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