大分月の出が遅くなり、それまでの間IC410星雲、M51子持ち銀河、M101回転花火銀河を撮り、月は日付が変わってから撮影しました。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideなし、CelestronC5、F10、Quad BP Filter、ZWO
ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=150、Exposure=0.023s、avi500frame、AS3でスタック、Wavelet、ImageCompositEditorで2枚モザイク合成
月の出までの間に昨日撮影したぎょしゃ座のIC410星雲をC5_1250mmで撮影しました。バラ星雲に似た感じですが、ずーっと小さいです。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideあり、CelestronC5、1250mm、F10、Quad BP
Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=10min、png5frame、50min、SI8&Photoshop、Dark・Flat適用、トリミングなし
M101回転花火銀河 0時近くなると撮影可能になりました。今季初めて、
Quad BP Filter+ZWO ASI294MC-PROでの撮影も初めてなので、撮影条件を探るための撮影です。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideあり、C5_1250mm、F10、Quad BP Filter、ZWO
ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=10min、png5frame、50min、SI8&Photoshop、Dark・Flat適用、トリミングなし
M51子持ち銀河 M101の近くでより明るい銀河なので撮りやすく、素直な処理で仕上がります。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuideあり、C5_1250mm、F10、Quad BP Filter、ZWO
ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=10min、png4frame、40min、SI8&Photoshop、Dark・Flat適用、トリミングなし
今回、ノイズを少なくするためカメラASI294MC-PROのgainを300にしたところ、露出時間は10分以上が可能となりました。10分露出するとあまり無理な炙り出しをしなくてもよくなり、背景の不自然な色ムラも出なくなります。ところが、Autoguideは必須となるのですが、
SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀でのAutoGuidの使いこなしが未だに出来ておらず、いくら正確に極軸を合わせていても、特にDEC側で数分に1回程度40″以上も瞬間でずれるのです。露出時間が短ければ、不良フレームを廃棄することで回避できたのですが、10分露出では殆ど全フレームに不良が出てしまいます。今回はDECをOFFにして得られた数少ないフレームだけを使いました。
原因はまだよく分からないのですが、EQ5GOTOのバックラッシュのせいだと思われるのですが、それがどのようにしてガイド不良に繋がるのかがまだわかりません。DEC側重量バランスをはずしてみても赤経側で移動するに従いバランス具合が変わるので解決にならないようです。今回寒い中何時間もPHD2のグラフとにらめっこしながら、DECをAutoにしたりOFFにしたりNorthにしたりSouthにしたり、EQ5GOTOのコントローラーで手動でやってみても確実な解決策は出ませんでした。①ガイド不良の発生は定期的でない。②ズレ量も一定でなく最大で40~50″で完全にグラフから消えることもあれば、16″程度に収まることもある。③コントローラを使った手動ガイドでも発生するのでPHD2のせいでもない。④大きなズレが風がきっかけで起こることがある。⑤どうやら気まぐれにバックラッシュのガタ分を行ったり来たり動いているようである。
そして、考えに考えたあげく思いついたのが、ゴムかスプリングを使って、DEC側をNorthかSouthのどちらかに強制的に引き寄せておく方法です。今晩天気が良ければこれをテストしてみるつもりです。