★★ 冷却カメラの結露・結霜 ★★
2018年11月07日
前回のM33撮影で中央やや右寄りに変なノイズが出たので、FlatFrameが原因かと思い、FlatFrameの作り方を変更して適用したのですが、それでも解決できませんでした。冷却カメラASI294MC-PROの設定温度を-20℃に変えた後に出てきた現象なので、冷却温度ムラで温度の高い部分にノイズが残ったのかと思ったのですが、分からないので購入した星見屋さんにFacebookのチャットで画像を付けて聞いてみたところ、結露か結霜ではないかとのことでした。そう言えば、最初に撮影したM33が最もひどく、次のM42ではやや弱くなり、最後のIC434馬頭星雲では殆ど目立たなくなっています。その後のFlatFrameの作り直しでも冷却したのですが、気温が高いためか-13℃までしか行かず、この現象は出ていません。SharpCapの冷却設定を-20℃にしたことにより、急激に-20℃近くまで冷却され、結露または結霜が起こったのが真相のようです。
これを防ぐには、徐々に冷却したり、徐々に元に戻したりしなければならないとのことです。ヒートショック厳禁!SharpCapやFireCaptureは冷却調節機能がないので、星見屋さんとしては薦められないとのことです。お薦めのキャプチャーソフトはAPT(AstroPhotographyTool)、SIPS、SS-Oneだそうです。
これまで通りSharpCapを使うなら、温度設定を時間をかけて徐々に低くしていくことになりますね。
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